「新型コロナ暴落時」にやるべき「3つのこと」 「暴落時にやってはいけないこと」も3つある

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2つ目は積立投資をやめてはいけません。暴落時に売ってはいけないことが最も大事なことですが、さらに言えば、投資信託の積立投資などをやっている人は、積み立てをやめてしまわないようにすることです。

積立投資の利点は投資のタイミングを考えなくてもいいことです。もちろん積立投資が最良の方法とは必ずしもいえませんが、いくらかマシな方法であることは確かです。その積立投資において、積み立てをやめてしまうということは、安いときに買わないということですから、これでは何のための積立投資なのかわかりません。

情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えること

そして3つ目はネットなどの情報を鵜呑みにしないことです。投資でいちばん大事なことは誰かの言うことを全面的に信じるのではなく、自分の頭で考えるということです。

とくに市場が暴落しているときにあふれる情報は玉石混淆であり、いい加減なものも多い。中にはポジショントークのようなものもありますから、こうした情報はそのまま頭から信用しないほうがよいと思います。複数の異なる見方や情報を得て、最終的には自分で判断すべきです。

投資が難しいのは、「恐怖」と「欲」が冷静な判断を邪魔するからです。そのためにはルールを自分で決め、周りの雑音に惑わされないようにすることが最も大切なことと言っていいでしょう。

大江 英樹 経済コラムニスト、オフィス・リベルタス代表

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おおえ ひでき / Hideki Oe

大手証券会社で25年間にわたって個人の資産運用業務に従事。確定拠出年金ビジネスに携わってきた業界の草分け的存在。日本での導入第1号であるすかいらーくや、トヨタ自動車などの導入にあたりコンサルティングを担当。2003年から大手証券グループの確定拠出年金部長などを務める。独立後は「サラリーマンが退職後、幸せな生活を送れるよう支援する」という信念のもと、経済やおカネの知識を伝える活動を行う。CFP、日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『自分で年金をつくる最高の方法』(日本地域社会研究所)、『知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生』(東洋経済新報社)などがある。

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