日経平均反発、800円超安から終値168円高に 

日中値幅1078円、東証1部売買代金も高水準 

 3月10日、東京株式市場で日経平均株価は3日ぶり反発した。写真は都内で10日撮影(2020年 ロイター/STOYAN NENOV)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は3日ぶり反発した。続落スタート後に1万9000円を割り込み、下げ幅も一時800円超に拡大したが、政府の財政出動期待などが支えとなり買い戻された。後場プラス転換すると、ドル/円に歩調を合わせる形で上昇し、上げ幅を200円超に拡大した。1日の値幅は1078円に達する乱高下の展開で、東証1部の売買代金は今年2番目の高水準となった。

前日の米国株市場は、原油相場の急落や新型コロナウイルスの感染拡大を巡る懸念からパニック売りに 見舞われ、過去最大の下げ幅を記録。東京市場も海外株安の流れを引き継ぐ形で売りが先行。下げ幅は一時800円超となり、取引時間中として2017年4月25日以来約2年11カ月ぶりの安値を付けた。

売り一巡後は前日終値近辺まで急速に引き戻し、再び売り直されるなど荒い値動きとなり、前場は前営業日比293円19銭安で取引を終えた。

ランチタイム中、日経平均先物に買い戻しが入り、後場寄りで下げ幅を縮小。その後、プラス転換すると、ドル/円の円安進行と連動する形で上げ幅を拡大した。

トランプ米大統領が給与税減税などの景気下支えに向けた措置に言及したのに続き、日本でも麻生太郎財務相が「景気対策として減税が一案というのは世界の潮流。反対するつもりはない」と発言したことも市場の関心を呼んでいる。

TOPIXは3日ぶり反発。東証33業種では鉱業、海運、石油・石炭の3業種が値下がり。値上がり率上位には証券、不動産、倉庫・運輸関連などが入った。

個別では、直近IPOのフォーラムエンジニアリング<7088.T>やカーブスホールディングス<7085.T>などが買われた。市場からは「(新型コロナの影響が懸念される)フィットネスジム関連のカーブスが上昇するなど、個人投資家が値ごろ感からの買いを入れやすい地合いだった」(ネット系証券)との見方も出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり1645銘柄に対し、値下がりが477銘柄、変わらずが42銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19867.12 +168.36

寄り付き    19474.89

安値/高値   18,891.77─19,970.35

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1406.68 +17.71

寄り付き     1371.74

安値/高値    1,330.99─1,414.85

 

東証出来高(万株)257037

東証売買代金(億円) 38120.19

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