ルネサス社長「力不足と思う点はたくさんある」 1年遅れの中計発表、柴田社長が目指すものは

方向感がある程度見えてきた
――当初の予定よりも中期計画の発表が1年ほど遅れました。
米中や日韓の国際関係が、単に当時は不透明感がすごく強く、いろんな問題や課題がどの程度大きくなるのかがわからなかった。今も問題は解決していないが、問題がどの辺に限定されているのか、方向感がある程度見えてきた。新型コロナウイルスなど、別の問題がたくさん出てきているが、それを言ってもきりがない。このタイミングで公表することにした。
――2019年は工場の一時停止や、社長交代もありました。こうした事態も中期計画の発表が遅れたことに影響したのでしょうか。
それと中期計画は関係ない。拙速よりはちゃんと中身の詰まった計画にしないと、結局は計画倒れになってしまう。中期計画とは別に単年度の計画は作っているので、焦りもないし、問題もまったくない。
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