日経平均は3日ぶり反落、週末前の利益確定売り

当面は2万3000円~2万4000円のレンジ相場?

 2月21日、東京株式市場で日経平均は3日ぶり反落した。写真は東京株式市場で2018年10月撮影(2020年 ロイター/ISSEI KATO)

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶり反落した。安寄り後、ドル高/円安の進行とともにプラス転換した場面があったものの、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が警戒される中で上値は追いづらく、再びマイナス圏に沈んだ。大引けにかけて利益確定やポジション調整の売りが出て下げ幅を拡大した。

新型肺炎の感染拡大による影響が懸念され、20日の米国株市場は主要3指数が反落となった。東京市場もその流れを引き継いで安く始まったが、外為市場でドルが112円近辺をキープしていたことが支えとなり、下げの勢いは強まらなかった。

その後、仲値近辺にドル/円が強含み、日経平均も一時プラス転換したが、東京市場が3連休前ということもあり、次第に手控えムードが広がった。

市場では、国内の新型ウイルス感染拡大の話が落ち着くまで日経平均は2万3000─2万4000円のレンジが続くとの声が出ている。企業業績や景気などへの影響が懸念されるものの、過去に疫病が流行したケースでは止まっていた需要が動き出してV字回復した事例もあるため、「市場も過度に悲観的になっていないのではないか」(国内証券)との指摘もあった。

TOPIXは小幅に3日ぶり反落。東証33業種では24業種が値下がり。パルプ・紙、水産・農林、サービス、精密機器などが値下がり率上位となった。半面、保険、情報・通信などが値上がりした。

個別では、輸出関連の代表格であるトヨタ自動車<7203.T>が堅調。ソフトバンクグループ<9984.T>も商いを伴って上昇した。ブイキューブ<3681.T>はストップ高比例配分。新型コロナウィルスに絡んだ配信サービスが引き続き手掛かりにされた。

東証1部の騰落数は、値上がり946銘柄に対し、値下がりが1094銘柄、変わらずが120銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23386.74 -92.41

寄り付き    23427.77

安値/高値   23,378.33─23,588.55

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1674.00 -0.48

寄り付き     1673.01

安値/高値    1,672.95─1,684.50

 

東証出来高(万株)115539

東証売買代金(億円) 20968.24

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