「スマホをなくした人」を襲う超面倒くさい事態

悪意のある人がいれば犯罪に巻き込まれる

そればかりか家族や恋人、友人や知人などの情報、仕事関係の情報、クレジットカードや電子マネー、キャッシュレス決済などお金に関する情報や、家族や恋人、友人にも知られたくない情報も含まれるかもしれない。

いわばスマホは「個人情報の塊」であり、だからこそ絶対に外部に漏れないよう、画面には必ずロックをかけておく必要があるのだ。

面倒だからとロックの設定をしない人もいるようだが(特に年配の人)、それは家の玄関に鍵をかけずに外出するようなものだと佐々木氏は主張している。

スマホは「あの瞬間」に失くなっている

スマホを置き忘れたり落としたり盗まれたりし、それが悪意を持った人の手に渡ってしまったとしたら、次のようなリスクが生じることになる。

① クレジットカードや電子マネー、キャッシュレス決済などの悪用
② SNSアカウントの乗っ取り、なりすまし利用
③ 国際電話や長時間通話の利用
④ 振り込め詐欺などの犯罪利用
⑤ 有料アプリの利用
⑥ 電話帳や連絡先などの個人情報の売却
⑦ スマホ本体の転売
(66ページより)

想像してみただけでも恐ろしいが、現実問題として、こういったさまざまな犯罪やトラブルに巻き込まれる恐れがあるのだ。そればかりか、ストーカーなどのきっかけになり、深刻な被害を受けることすら考えられる。

そのため、所有者の個人情報を狙っている人や、行動を監視したい人などにとって、ロックのかかっていないスマホはかなり好都合なのだ。スマホを置いたまま席を離れた隙を利用して中を盗み見たり、監視アプリを埋め込んだりする機会を容易に与えることにもつながる。

そうしたリスクがあるからこそ、スマホの個人情報の流出は、所有者本人だけでなく、家族や恋人、友人知人、さらには仕事関係の人にも大きな迷惑をかける恐れがあることを忘れるべきではないのだ。

ところで、どんなときにスマホを紛失してしまうのかが気になるところだが、これはずばり「飲酒時」なのだそうだ。事実、忘年会や新年会、歓送迎会、お花見シーズンなどの時期は、特にその数が増えるのだという。

そして万が一スマホをなくしたときは、とにかく急いで心当たりを探す必要がある。

iPhoneには「iPhoneを探す(iOS13以降は「探す」)、Androidには「デバイスを探す」という紛失に備えた機能がそれぞれあり、現在位置の特定や画面の遠隔ロック、データの消去などが行なえます(データを消去すると現在位置も特定できなくなるので最後の手段です)。(68ページより)
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