「スマホをなくした人」を襲う超面倒くさい事態

悪意のある人がいれば犯罪に巻き込まれる

東京都だけで年間10万台のスマホがなくなっています(写真:Manuel Faba Ortega/iStock)

あなたのスマホがとにかく危ない 元捜査一課が教える SNS、デジタル犯罪から身を守る方法』(祥伝社)の著者、佐々木成三氏は、元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の警部補。

デジタル捜査班の班長を勤めていたというだけあって、スマホが悪用されて個人の実名やプライバシーがさらされるような例、1度アップされた画像が保存・拡散されて消せないネット上の刺青「デジタルタトゥー」となった例も数多く見てきたのだそうだ。

そしてSNSの利便性が広く認知され、受け入れられている時代だからこそ、強く訴えたいことがあるという。

肯定派の方はもちろん、SNSに関わりたくない、自分はそれほどスマホを使わない……という否定派の方であっても、無関心や無知であってはいけないことがあります。
それが、「自分だけでなく家族や友人までをも含めた、スマホ、SNSの取り扱い方」についてです。(「プロローグーー「デジタルタトゥー」って知っていますか?」より)

スマホやSNSにそれなりの不安を持ってはいるものの、どこか漠然としているだけに、まだ安全と危険の境界線をつかめていないという人は少なくない。そのため根拠なく、「自分は大丈夫だろう」と都合よく考えてしまったりするわけだ。

だが自分にそのつもりがなかったとしても、無自覚に自分や家族を危険にさらしていることもある。あるいは本人は大丈夫でも、子どもの行為や自らの不注意によって痛い目に遭うこともないとは言えない。

そこで本書において佐々木氏は、実際の経験を軸としながら、スマホ社会を生きていくために必要な「防衛知識」を伝えているのである。

では、具体的にどのようなことが危険なのだろうか? なにを心がけておくべきなのだろうか?

東京都だけで、紛失届は年間25万件以上

酔った揚げ句に記憶をなくし、朝目覚めたらスマホがないことに気づいて慌てた。そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれない。

警視庁の調べによれば、2018年にスマホや携帯電話をなくしたと届け出があったのは25万7718件、また拾ったと届け出があったのは15万6071件(警視庁「遺失物取扱状況(平成30年中)」)です。(64ページより)

つまり、差し引き10万1647台が消えてしまっているのである。驚くべき数だが、スマホの紛失は傘などの置き忘れとはまったく意味合いが異なる。

なぜなら持ち主の名前、電話番号、メールアドレス、生年月日などの基本データはもちろん、写真、動画、メール内容、通話履歴、連絡先、自宅や職場の位置情報、スケジュールなど、あらゆる個人情報が詰まっているからだ。

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非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

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