「お金を稼げない人」と稼げる人の決定的な差 副業・独立時代の知っておきたい仕事のコツ

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稼げない人は、移動中などのスキマ時間を休息にあててしまいがちです。たとえば、新幹線や飛行機に乗ったとき、あたりを見回すと、寝たり、ビールを飲んだり、スマホをいじったり、完全にオフモードになっている人を多く見かけます。もちろん、私も疲れがたまったときは寝ますし、休みます。

しかし、いつもではありません。なぜなら、スキマ時間をすべて休むことにすると、移動時間が1日2時間あるとしたら1カ月に平均20日間働くとして、移動時間だけで年間480時間にもなります。この膨大な時間がただ休むだけに使われることになるからです。

一方、稼げる人は、スキマ時間をうまくインプットにあてています。

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たとえば、私は、移動時間にインプットとシミュレーションを行います。仙台で研修があるときは、新幹線に乗ったら、まず、仙台駅到着時間15分前にタイマーをセットし、しばらく関連資料や書籍に目を通します。それから、研修の流れを一通りイメージします。タイマーが鳴ったら、窓から風景を眺め、仙台の風土を感じます。

そして、研修のオープニングトークで使えるような、その土地にからめたネタを探し、「明日はこういう入り方をしよう」と研修の流れを最終シミュレーションします。何度か訪れたことのある土地であっても、行くたびに様相は変わるので必ずチェックします。

15分としているのは、時間が限られているからこそ集中力が高まり、窓の外を眺めているだけでさまざまな気づきが得られるからです。

中国の言い伝えで「三上」というものがあります。文章を考える際には、馬上、枕上、厠上がもっとも適しているという意味です。馬上は移動中、枕上はベッドで寝る間際、厠上はトイレの最中(笑)。日常の中にこそ、普段、思い浮かばないようなひらめきが生まれるのです。

ただし、スキマ時間でできることには限界がありますので、あらかじめすることを決めておくといいでしょう。ある程度まとまった時間が確保できる移動のときには、読書をしたり、オーディオマガジンで著名な方の話を聞いたりして、質の高い情報を集中して取り入れることをオススメします。

稼げる人になるには、移動時間などのスキマ時間をうまくインプットにあてましょう。スキマ時間は、普段は思いつかないアイデアがひらめくチャンスです。活用できるかできないかで大きな差が生まれていきます。

稼げる人・稼げない人の違いはちょっとした行動の違い

お金を稼げる人は、常に体調、時間の管理を怠りません。将来的に大きなリターンとなってお金を運んできてくれることを知っているからです。

稼げるようになりたいと思っているのに、なかなかうまくいってないときは、知らず知らずのうちに、目先のお金のことばかり考え、結果的にお金を遠ざけてしまう残念な行動をとっている可能性があります。

それはちょっとした差かもしれませんが、積み重なることで、大きな違いとなっていきます。

いま一度、毎日の自分の行動を見直して残念な行動はすぐにやめ、稼げる人になりましょう。

五十嵐 康雄 アイル・キャリア代表取締役

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いがらし やすお / Yasuo Igarashi

人づくりの講師。一部上場の旅行会社、ベンチャー企業、外資系人材ビジネス会社などを経て、独立。起業6カ月で官公庁、自治体、大手インフラ企業などとの取引を開始し、現在は「仕事の基本」「キャリアデザイン」を主なテーマに、連日30人、年間200日の研修を全国各地で行う人気講師として活躍中。2013年には海外、ベトナムでも講師デビューを果たす。国家資格キャリアコンサルタント、米国Gallup社認定ストレングスコーチ、ジョージ・ワシントン大学大学院コース修了アクションラーニングコーチ、米国NLP&コーチング研究所認定NLPマネークリニックトレーナーなどの資格を持つ。

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