前出のドリルの特長は次のとおりです。
2. 事前の知識がなくても答えがわかる
3. 解いているうちにほんの少し勉強が身に付く
勉強が大嫌いな子でも、これならやってみたくなるのではないでしょうか? そして、ほんの少しですが、やった分だけは教科書の内容が身に付きます。豊臣秀吉、刀狩り、武家諸法度、松尾芭蕉、解体新書などのキーワードを目にするだけでも、何もやらないよりはるかにマシだと思います。
子どもの勉強に親が一緒に参加するメリット
親や先生がつくって、勉強が大嫌いな子に「教科書のクイズだよ。超難しいけど解けるかな?」と投げかけてみてください。問題を作りやすいのは社会科と理科です。算数は難しいです。作るときのコツは次のとおりです。
2. 子どもが興味を持っていることを取り入れる。その子本人の興味に特化したものができれば最高
3. 事前の知識がなくても解けるようにする
欲を言えば、子どもが1問解き終わっときに、正解の選択肢だけでもいいので、声に出して音読させるといいでしょう。親が「答えは何だった?」と言えば、子どもは「刀狩り~」と答えるので、それが音読になります。音読することでキーワードが記憶に残りやすくなります。また、「この問題はこのページをもとにして作ったよ」と言いながら教科書を見せてあげるのもよいでしょう。ちょっとは興味を持って見るかもしれません。
さらによいのは、「クイズを作ってパパに出そう」と投げかけて、手作りクイズを作らせることです。作るためには、教科書をしっかり読まなければなりませんので、これがとてもよい勉強になります。毎日の自主勉強として作り、先生に見てもらうのもよいでしょう。また、まとめて10問も作れば、夏休みの自由研究として先生に提出することもできます。
最後に、4年生の理科教科書をもとに作った問題を4つ紹介します。
正しいのはどれ?
ツバメは渡り鳥なので、春から夏にかけて日本で(A うんこ、B アルバイト、C 子育て)をして、日本が寒くなる9月から10月になると、あたたかい(A 南の国、B 温泉、C ファミレス)に行く。
正しいのを1つ選ぼう。
A 計算ドリルは、あたためると問題が増ふえ、冷やすと問題が減る。
B 財布は、あたためるとお金が増え、冷やすとお金が減る。
C 水も空気も金属も、あたためると体積が増え、冷やすと体積が減る。
正しいのはどちら?
A 天気の晴れとくもりの区別は、空全体の広さを10としたときの雲の量で決めている。雲の量が0~8なら晴れ、9~10ならくもりである。
B 天気の晴れとくもりの区別は、チョコレートプラネットの2人がジャンケンで決めている。長田が勝てば晴れである。
C 天気の晴れとくもりの区別は、空全体の広さを10としたときの雲の量で決めている。雲の量が0~8ならくもり、9~10なら晴れである。
正しいのはどれ?
うでやあしの中にはかたい(A ほね、B うんこ)があり、そのまわりに(A ぶた肉、B きん肉)がついている。力を入れると(A うんこ、B きん肉)がかたくなり、うでやあしを曲げることができる。うでやあしの曲がるところは、ほねとほねのつなぎ目で、(A 親切、B 関節)という。
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