BTSと共演した韓国人気子役が大炎上した理由 ネットのバッシングは「児童虐待」に当たる?
テレビ番組制作で、視聴率を稼げる3大テーマといえば「子ども」「動物」「グルメ」だと言われてきた。時代が変わってYouTubeなど個人が動画配信する時代になった今でも、この3ジャンルの人気は不動のようだ。実際、2019年一番アクセスの多いユーチューバーランキング1位に輝いたのは、たった8歳のライアン・カジ君のチャンネルだった。
再生回数も稼げて、さらにかわいい我が子を世界中に配信できるのだから、親たちもヒートアップして時にはトラブルも起きてしまう。韓国では、1月末、人気子役グ・サランちゃんを母親が撮影したYouTube動画が波紋を呼んでいる。
親を非難する意見、サランちゃん本人を批判する意見、そしてまだ8歳の子どもに対して誹謗中傷が酷すぎるのではないかと擁護する意見など、さまざまな議論が交わされていたが、結局この炎上騒動がきっかけで、サランちゃんは出演していたテレビ番組を降板する事態にまでなってしまった。
炎上した"開封動画"
ことの発端は、1月16日YouTubeにアップされた動画だった。サランちゃんがプレゼントの開封を行っている姿を母親が撮影したものだ。"開封動画"はYouTubeでは定番の人気ジャンルだ。
問題となったのは途中から飼い猫が登場する部分。猫は箱の中身を確認するサランちゃんのほうにやってきて、箱の中に入りたそうにする。サランちゃんは、その猫を押しのけたり、顔を叩くようなしぐさをしたり、大げさに言えば捕まえて少し放り投げたりしている。
配信後、この部分を見たネットユーザーが動物虐待だとして騒ぎ出した。批判が大きくなると、この動画はすぐに削除されたが、多くの人が映像を再アップしているため、今もYouTubeで検索すればいくつもの動画が出てくる状態だ。