SNS投稿で娘にストーカー呼び寄せた父の後悔

元刑事が教える、親子で知るべきリテラシー

では、非公開設定の鍵アカウントにしておけば、確実に安全かというと、そこにも落とし穴はあります。

もちろん、公開より非公開にしたほうが安全なのですが、誰と友達(フォロー・フォロワー)になっているのか、という問題があるのです。

例えば、とあるケースでは、SNSの公開設定を友達までに限定していたのに、そこに投稿した写真を知らぬ間に別のサイトに転載されて怖い目に遭った、という話がありました。

投稿した人は「昔の学生時代の友人から、仕事やイベントで一度会っただけの人、面識はないけれど『共通の友達5人』のような表示を見て申請をOKした人まで含めて、友達承認している人数が多すぎて、誰が僕のSNSページから写真を流したのか見当もつかない」と言っていました。

たとえ鍵をかけたアカウントであろうと、あなたの意識次第でつけ入る隙はいくらでも生まれるのです。

私の知っているとあるお母さんも、中学生の息子がSNSで何をつぶやいているのか心配になり、かわいい女の子の写真をサムネイル画像に設定して、プロフィール欄に息子が好きなアイドルやスポーツの情報を入れ、共通の趣味があるように見せかけたところ、申請をして承認された、と言っていました。

母と息子ならまだ笑えますが、これが見ず知らずのストーカーとあなたの間で起きていたら、ぞっとしないでしょうか?

悪意のある人間は、狙った人物から申請承認を勝ち取るために、アカウントを相手好みに育てることもします。かわいい人・イケメンのサムネイル画像であったり、似たような趣味だからと、見ず知らずの人の申請を承認するのは、リスク大です。思い当たった人は、ぜひ気をつけてください。

気軽な「いいね!」にも危険は潜んでいる

そのほかにも見落とされがちなSNSの危険には、「いいね!」があります。

例えば、あなたが投稿する写真には、個人情報がわかるようなものを一切載せないように気をつけていたとしましょう。

しかし、悪意を持った人間は諦めません。あなたの投稿に「いいね!」をした友人たちの各ページをくまなく回ります。

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