以上は中小企業庁の解説を参考にしたので、興味がある方は、ぜひご参照いただきたい。
もう一度まとめると、それぞれ統計に問題があり、どれが正しいかは微妙なところだ。ただ、(1)バブル期の開業率は、上昇と低下の双方のデータがある。(2)いずれのデータでも、1990年代後半以降開業率はほぼ横ばいである一方、デフレが本格化してからは、廃業率が上昇している。
少なくとも、「廃業率が上昇しても、それが開業率の上昇にはつながっていない」とは言えそうだ。ということは、既存企業の淘汰が進むデフレ不況の方が、起業や新たなビジネス勃興に望ましいというより、成長率が高い好景気の方が(仮に淘汰が少なくても)、開業のチャンスが広がる状況といえるのではないか。
アベノミクスによる脱デフレの成功によって、起業の機会が自然に広がるし、日本経済は活性化するだろう。
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