世界最大・最強のアメリカ市場を見逃すな マネックス証券・山岸大統氏に聞く(上)

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――「米国株への投資に二の足を踏んでしまう」投資家の方からは、「リアルタイムで現地の情報がつかめないのではないか」と言う不安をよく聞きます。

海外企業への投資ですから、もっともですね。そこで、日本の企業調査と同程度、あるいは「プラスα程度」で情報を取得できる米国株を投資対象に加える、という方法を1つの解決策としておすすめしています。

アメリカ国内でのみビジネス展開している企業は、どんなに大きな会社でも、日本にいながらニュースに接する機会となると、非常に少なく、時間もかかりがちです。また、たとえば、米国では天候が消費から流通生産にまで幅広く影響を与えることもありますが、こういう情報は一層わかりづらく手に入りにくいものです。グローバルにビジネスを展開している企業、とりわけ日本に進出を果たしている企業なら、比較的こうした関連情報にも触れられる可能性が高くなるのです。

では、銘柄選択のうえで、どんな要素に注目すべきでしょうか。4つの区分をあげてみます。

1)グローバルブランド

2)IT・ハイテク企業

3)日本でも展開している

4)高(好)配当企業

次回は、それぞれの区分を詳しく解説しながら、具体的な銘柄もいくつかあげてみましょう(下は、3月8日(土)掲載の予定です)。

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