人との縁を切ることが最善の策の場合もある

あなたのその人間関係、本当に必要ですか?

心地よいと思える環境、付き合いができていますか?(写真:buritora/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

誰しも穏やかに楽しい気持ちで、毎日を過ごしたいと願うものだと思います。それでも、ちょっとしたことでいら立ったり、不安になったり、自分の思いどおりにならないと腹の立つこともたくさんあるでしょう。

いっそのことそんな気持ちを感じないほうがいいのではないかと思い、自分の心にふたをして見ないようにすることで、その場をやり過ごそうとする方も多いと思います。

しかし、ふたをして押し込めたり、見て見ぬふりをした気持ちはなくなってしまうものではありません。少しずつ、澱のようにたまり、それが原因の「イライラ」や「不安」を引き起こしてしまうことも少なくないのです。ですから、ちょっとしたことで動揺してしまう心の変化に敏感なのは、決して悪いことではありません。どちらかというと、自分の気持ちの変化に鈍感な人ほど、心を病みやすくもあるのです。

カウンセリングをしていて感じるのは、自分の気持ちをコントロールできない人は、自分の本当の気持ちと向き合わないでいる人に多いということです。我慢しすぎたり、世間体を気にし、自分の気持ちを無視したり、ないがしろにしている人ほど、気づかないうちに澱は深く、濃くなっていきます。それを限界に達するまで対処をせずに放置することによって、どうにもならなくなっていることが多く見受けられます。

ではどうすればよいのでしょうか。

気持ちのリカバリーは「つねに」「少しずつ」

たまりにたまった澱を一気に吐き出せば、一瞬にして自分の周りはひどい状態になるでしょう。その凄惨な状況を見て、さらに自己嫌悪に陥るかもしれません。

この連載の記事一覧はこちら

リカバリーはあくまで「つねに」「少しずつ」が基本です。ですから、早めに気持ちの変化を感じ取り、早めにリカバリーすることが何よりも大切なのです。

リカバリー方法は、自分が心地よいと感じる環境をつくることです。仕事で緊張感が張り詰めていても、理不尽な対応を迫られることがあっても、ほっとできる瞬間や場所、楽しいと思える時間をつねに確保することが必要です。

次ページ心地よい環境づくり=心地よい人間関係をつくること
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • おとなたちには、わからない
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 日本資本主義の父 渋沢栄一とは何者か
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

東洋経済education×ICT