米津玄師、2019年チャートを連覇した神がかり 「Lemon」大ヒットに、「パプリカ」もレコ大受賞

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加えて新曲の『馬と鹿』が5位。映画『海獣の子供』の主題歌である『海の幽霊』も30位につけるなどヒットした。こうしたトピックやプロデュース曲、新曲のヒットをきっかけに、『Lemon』もさらに聴かれる循環が生まれ、年間52週をトップ100にランクインしたまま完走。歴史的快挙につながったのである。

ビルボードジャパンの礒﨑誠二事業部長は分析する。「デジタル市場が成熟してくると、楽曲の発売時に注目されるだけでなく、その後もニュースなど話題を提供し、ユーザーに聴き続けてもらうことが重要。そうした取り組みはCDやダウンロード販売にも効いてくる。実際、『Lemon』はいまだCDが毎週2000枚前後売れ、ダウンロードも約1.5万件されている」

女性シンガー、あいみょんに根強い支持

続く2位は女性シンガーソングライター、あいみょんの『マリーゴールド』だ。こちらも2018年に発売された曲で、『Lemon』と同様、年間52週ランクインし続けた。あいみょんは音楽フェスで注目され、そこからストリーミングを中心にファンの支持を広げてきたアーティスト。特徴はデジタルにおける強さだ。CDは圏外だが、ストリーミングで1位、ミュージックビデオで2位、ダウンロードで3位と強さを見せつけた。カラオケでも2位である。

あいみょんは2019年に新曲を含め、100位以内に8曲がランクインする大活躍。アルバム『瞬間的シックスセンス』も年間アルバムチャート7位とヒットし、ビルボードジャパンのアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞している(2018年は米津玄師が受賞)。

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