「グイグイ来る義母」と嫁がなぜか円満なワケ 義父と夫の関わり方も超重要!

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夫のJさん手作りのウサギのパエリア。両親にもごちそうしたそう(写真提供:Aちゃん) 

「母親と嫁の仲が悪くて困っててさ~」なんてグチを言う男性がたまにいます。でも、それはちゃんと2人の間に入って関係をフォローしたうえでの発言でしょうか?

つかれない嫁姑関係をつくるいちばん大事な根本は、夫と義父の関わり方です。血縁関係ではない嫁姑には、どうしても言いにくいことがあります。そういうときに、ちゃんと冷静に、人ごととして放置せずに間に入る。この相性のよさそうなAちゃんの嫁姑関係ですらそうなのだから、これなしには、つかれない嫁姑関係なんてありえないんだ! と今回の取材で実感しました。

グチを聞き、共感・アドバイスしてくれるお姑さん

ちなみに、この仲良し夫婦にももめるときがあるそうです。そんなときは、Aちゃんはお姑さんにグチを言うときもあるそう。するとそのグチに共感してくれたうえで「私はJの性格をよく知ってるから」とアドバイスをくれるそう。Jさんご両親も交えた家族会議をすることもあるそうです。ちょっとできすぎ、このご両親……!

それくらいいつもお世話になっているので、Jさん夫婦は、旅行のお土産を買ってきたり、料理をふるまったり(スペイン料理や日本料理)して感謝の気持ちを示しているそうです。

そして、来年には目標の1つ、第二子も誕生予定だそう。

というわけで、今回学んだつかれない家族になるヒントは……

嫁姑関係につかれた!!

・相手の善意は基本ポジティブに受け入れる(高田純次精神で)
・でも受け入れられない内容のときはちゃんとNOを言う
・相手のNOもネガティブに取らない
・夫と義父が間に入ってフォローするのは大前提の基本
・将来についてもお互いに束縛しない
この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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