「渋谷パルコ」行ってわかった斬新な見どころ 「ほぼ日」や「AKIRA」にひたれるスペースも
リニューアルオープンした渋谷パルコ。出店する計193店舗のうち約半数がファッション分野だが、逆に言えば、ファッションだけではパルコの魅力は半分しか味わえないということ。
かつては「カルチャーの発信地」なんて呼ばれたパルコの片鱗はどこにあるのよ? と、実際に館内を歩いたら、地下1階、4階、8階が特に面白い。さーて、下から上がっていこうか!
パルコのアンダーグラウンドは…
新生パルコはファッションだけでなく、飲食店も充実している。特に地下1階の「カオスキッチン」は必見。
ここは21店舗の個性派レストランがひしめく食のダンジョン。コンセプトは“食・音楽・カルチャー”と実に渋谷らしいのだが、店の顔ぶれは実にドープだ。
「米とサーカス」は、カオスキッチンをカオスたらしめる店のひとつ。この店では、今ホットなジビエ料理が堪能できるだけでなく、本格的な昆虫料理が食べられる。例えば、「6種の昆虫食べ比べセット」はこんな感じ。
抵抗を感じる人もいるかもしれないが、栄養価はかなり高い。さらに「オオグソクムシの姿揚げ」や「カラスの丸焼き」(要予約)、「ワニ手羽の丸焼き」や「ヤギの金玉ルイベ」など、なかなかお目にかかれない料理がズラリ。初心者は「米とサーカス獣肉7種盛り」などから入ってみるといいかも。
さらに、多様化が広がる現代を象徴するように新宿二丁目のゲイバー「キャンピーバー」も出店。ほかにも、AIが自分好みの日本酒を見つけてくれる「未来日本酒店&SAKE BAR」や3000枚を超えるアナログレコードを楽しめるミュージック・カフェ&バー「クアトロラボ」、都内屈指の人気うどん店「おにやんま」やビーガン居酒屋「真さか」など、オリジナリティに溢れる店は尽きない。