60歳以降「年金だけで食えない」日本での生き方 資産運用はもちろん大事、スマホも持とう
ただ、資産運用だけで老後生活を維持していくのにも限界がある。例えば、定年退職を迎えた後の人であれば、生活にかかる固定費は引き下げるなどのライフスタイルの見直しも必要になる。生命保険の見直しやローンの返済、公共料金や電話料金といった固定費をチェックして、少しでも毎月かかる費用を減らす必要が出てくるだろう。
具体的には、PCだけではなくてスマホやタブレットを活用して、生活費を抑えるという方法だ。若い人ではごく少数かもしれないが、60歳以降の人の中には、いまだかたくなにスマホは持たない、ガラケーでいいと言い続けている人が数多い。
残念ながら、ガラケーだけでは財布にも厳しく、また人生の楽しみを大きく制限してしまうかもしれない。例えば資産運用でロボアドバイザーを活用した運用方法をする場合も、パソコンだけではやはりその魅力は生かしきれない。
資産運用の世界では、証券会社の窓口営業の人と付き合っている場合とPCやスマホで取引している人の手数料の差は極めて大きい。証券会社や銀行の窓口の営業マンが儲けさせてくれる人であれば問題はないが、なかなかそうはいかない。
パソコンでも運用はできるが・・・
むろんパソコンでも運用はできるのだが、リアルタイムで自分の資産の動向を把握していくには、やはりスマホやタブレットが便利で有益だ。いまや仮想通貨や金に投資するのもスマホがあればいつでもどこでも簡単に投資ができる。
例えば、老後資金を貯めていく場合も、あるいは自分自身で資産運用をしていく場合でも、資産の2~3割はロボアドバイザーに資産運用を任せてしまうのも、一つの方法といっていいかもしれない。ロボアドバイザーの手数料は1%のみ。投資信託なら運用手数料(信託報酬)が2~3%、初回の販売手数料も2~3%もかかる。
ちなみに、PayPayやLINE Payといったキャッシュレスに対応するにもスマホは必需品だ。マネーの世界はいまやデジタルに満ちている。
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