相鉄「JR直通」、今なら武蔵小杉でも空いている 実はJR利用者にとってもメリットは大きい

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一方、横浜→新宿は、横須賀線と相鉄線から来る直通の間に湘南新宿ラインが入るダイヤのため、有効本数は毎時4本のままだ。

それでも朝ラッシュ時は、7時台は湘南新宿ライン5本に加え、西大井で横須賀線から相鉄線内発の埼京線直通にタイミングよく乗り継げる列車が2本あるため実質7本に、8時台は5本から実質8本(3本が横須賀線→埼京線直通乗り継ぎ)に改善されている。武蔵小杉から新宿へは日中でも毎時6本だ。

また、西大井駅は、今まで新宿方面は日中30分おきだったのが、相鉄からの系統が加わって上下線ともに12~18分おきに改善した。とくに朝ラッシュ時は、7時台の新宿方面行きは1時間当たり2本から5本に、8時台は4本から8本に倍増した。夕方ラッシュ時に新宿から同駅へ向かう際も、18~19時台は1時間当たり2本から5本へと増えた。ただし夕方は3~20分間隔とかなりばらつきがあるので、事前に時刻の確認が必要だ。

都心部でも改善が

都心部も便利になった区間がある。新宿―大崎間は、これまでは15分おきの湘南新宿ラインと20分おきのりんかい線直通が絡むダイヤで、1時間に1度15分間隔となる時間帯があり、この時間帯に走る山手線はとくに混雑していた。

今回、30分おきの相鉄線直通が加わったことで、大崎から新宿へは運転間隔が最大11分に改善された。一方、新宿から大崎へは最大13分間隔で、2分の改善にとどまる。

恵比寿駅利用者の利便性も高まった。湘南新宿ライン特別快速は同駅を通過するが、東海道線方面行きの列車の場合、新宿で2分後に発車する相鉄線直通列車(恵比寿停車)に同一ホームで接続。高崎線方面行きの列車も、武蔵小杉で3分後に発車する新宿行きに接続する。

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