バスに大苦戦、特急「ふじさん」は生き残れるか

強敵の「高速バス」が本数や料金で圧倒する

小田急新宿―JR御殿場間を直通する特急「ふじさん」(写真:tetsuo1338/PIXTA)

東京都心から日帰りできるスポットとして内外の人気を集める富士山周辺。同地域の1つ、静岡県御殿場市は富士山の玄関口であるほか、箱根の裏玄関としての顔、そして「御殿場プレミアム・アウトレット」などを擁するまちとしても知られる。

同アウトレットは2000年7月に開業した国内有数規模のアウトレットモールである。かつて小田急電鉄(小田急)が経営していた遊園地「小田急御殿場ファミリーランド」の跡地に立地する。

「あさぎり」から「ふじさん」に改称

御殿場の公共交通機関としては、主に鉄道とバスがある中で、鉄道アクセスの看板商品といえるのが、小田急新宿―JR御殿場間を約1時間40分で結ぶ特急「ふじさん」である。

2018年3月17日のダイヤ改正前までは「あさぎり」を名乗っていたが、「ふじさん」に改めている。列車名改称の狙いについて、小田急電鉄CSR・広報部は「富士山方面へ運行していることをわかりやすくするため」と説明。さらに「従前は和名のみの運用だったが、増加するインバウンド需要を考慮し英名表記をしている」と英語名「Mt.Fuji」を付記した意図を付け加える。

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