月2万で古民家シェアを実現した夫婦の家計簿 別荘を買わずに田舎の余暇を満喫するには?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
休日に田舎暮らしをしたくても、別荘には手が届かない。古民家なら格安に見えるが、いくらで楽しめる?(写真:Ushico/ PIXTA)

共働き夫婦にとって「家族で楽しむ余暇」は大切な時間です。最近の30代の夫婦にはお金の使い方がとても上手な方々が多いように思いますが、千葉県浦安市の松宮さん夫婦も上手に家計をやりくりしながら、家族で余暇の時間を満喫しています。

今回は松宮さん夫婦のケースをご紹介しながら、多額のレジャー費をかけずに「田舎のシェアハウス」で余暇を楽しむ実践法をお伝えしましょう。

「田舎」と無縁のまま生きる日々に物足りなさ

松宮さんは独身時代、流通大手のeコマース部門で活躍していました。趣味のフラダンスでも才能を発揮し、選抜チームに抜擢されるほどだったそうです。

「結婚は諦めて、仕事とフラダンスで生きていくのもいいかな」

そう思いつつも、30代を迎えたころに婚活も始めてみました。「いい男性が見つからなければ、それはそれで」と、軽い気持ちから婚活しましたが、今のご主人に出会い、意外にも早く結婚が決まりました。程なく妊娠。まさに、とんとん拍子です。

結婚後も同じ会社で仕事を続けるつもりでしたが、育休中にいろいろ視野が広がり、育休明けからしばらくして転職。その後、もう1人子どもを授かりました。そして夫と2人の子どもの4人家族で時間を共有する中で、自分の心に少しずつ変化が現れてきたのです。

松宮さんの両親は東京生まれの東京育ち。そのため、「田舎」や「帰省」というものとは無縁でした。夫の実家も関西の都市圏。元気な子どもたちに海や山で思いっ切り遊べる環境を与えられないことが、親として物足りなく感じるようになりました。

以前の休暇で行ったキャンプで、子どもたちが自然を楽しみながら、笑顔で遊んでいた姿も思い出しました。自分自身もそうでした。自然の中で家族と一緒に楽しく過ごす時間が、こんなに幸せな気持ちをもたらしてくれるのかと感じていたのです。

次ページ田舎を体験する「レジャー費」にいくらかけるか
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事