同じ服でもダサい男とおしゃれ男の論理的な差 MBがロジカルに解決するファッションの悩み
センスではなくロジックが必要
ファッションやコーディネート、洋服選びに「正解」なんてない。感性が十人十色である以上、「正解」も人それぞれではないのか?
そう思ったことはありませんか?
しかしながら、答えはNOです。「正解」はあります。ファッションという文化が芽生えてから途方もない時間が流れるなかで、ファッションは成熟し体系化され、「おしゃれに見せる方法」が確立しています。
そんな方法は「ない」というのであれば、みんなが「あの人おしゃれだよね」という合意は成立しなくなります。感性は十人十色であり、受け取る人もそれぞれになります。
実は、「おしゃれにはセンスが必要」「ファッションは人それぞれ」「正解なんてない」といった「常識」は、少しずつ的外れなのです。私がこれまでの体験や考察から導き出した答えは、「おしゃれにはセンスではなくロジックが必要で、人それぞれでありながらも、みんなに『あの人はおしゃれだなあ』と思わせる着こなしのルールはある」というものです。
確かに、パリやミラノのオートクチュールコレクションなど、芸術における「ファッション」は表現力と感性、才能が問われる世界です。しかし、われわれ一般人が街で歩くために、デートするために、出勤するために、通学するために着る洋服、「街着」に必要なものはセンスではなく、着こなし方の「ルール」なのです。
そもそも、人はセンスがいいからおしゃれに見えるわけではありません。同様に、「理屈で説明できないおしゃれな着こなし」もありません。おしゃれな人は「おしゃれに見せるルール」にのっとって服を着ているからおしゃれに見えるのであって、言葉で説明できない「おしゃれのセンス」なんて、この世の中に存在しないのです。センスとやらはルールを理解すれば誰にでも身に付けることができる後天的なものです。
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