パルコ・ヴァレンティーノ・モーターショーは、すべて同一規格の展示場所を用意し、ひたすらイコール・コンディションでクルマを楽しんでもらうというのが、1つのコンセプトだ。また、屋外であるから、スタンド自体も極めてシンプル。
「観客は豪華なスタンドではなく、クルマが走る姿を見たいのです。モーターショーでも、ファッションショーでも、皆、ライブ感が重要です」とレヴィ氏。
クラシックカーから最新のハイパフォーマンスカーまでさまざまなクルマがトリノ市街をパレードランする姿を楽しみに、世界中から観客が訪れるまでになった。
ちなみに6回目となる来年度からは「ミラノ・モンツァ・オープンエア・モーターショー」として、さらに規模が拡大される。ミラノ中心部とモンツァサーキットを中心としたモンツァへと会場を移し、開催されることが決定している。
フランクフルトモーターショーを見送ったフェラーリ
フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティなどのハイパフォーマンスカーメーカーが本社を構えるエミリオ・ロマーニャ州モデナ周辺でも同様なオープンエアモーターショー、「モーターヴァレーフェスタ」が今年、初めて開催され成功を収めた。
こちらはモデナ市が音頭を取り、自動車を中心に地域の物産や文化、観光資源など多彩なアピールを行う。来年の開催も決まったようだ。
さて、高い趣味性と希少性を売りとするキング・オブ・スーパーカー、フェラーリはモーターショーに関して本年、大きなチャレンジを行ったことが話題となった。例年、出展していたフランクフルトモーターショーへの出展を取りやめたのだ。
一方、同カテゴリー内で近年、大きく販売台数を伸ばしているライバル、ランボルギーニは、フォルクスワーゲングループの一角として、自国のモーターショーであるフランクフルトで大きなスタンドを構え、颯爽とニューモデルを発表するという。いったいフェラーリはどうするのだろうか。話題になるのは当然だ。すると、こんなプレスリリースが流れてきた。
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