ジム・ロジャーズ「大暴落時こそ、株を買え」 金融危機が再び起これば大儲けのチャンスだ
「将来性を測るには、大きな視点で変化をつかまなくてはならない。そこで探るべきものが、変化の『触媒』だ。投資家は、割安株を暴騰させる『触媒』を探すことが重要だ。北朝鮮であれば、金正恩の存在が『触媒』になるだろうし、ロシアのプーチンによる極東開発もそうだろう」
ロジャーズ氏の意見は極端と感じる人が多いかもしれません。ですが、自分が他人より精通する分野で株式投資をするなら、「触媒」にいち早く気づくことができると思います。
「私は、変化に気づくのが人より早すぎるようだが、数年以内にほかの人々にも認識されるような好ましい変化を見つけることができれば、非常に面白いことになる」
2000年代初頭から、オーストラリア人によって北海道・ニセコ投資ブームが始まり、倶知安町(ニセコエリア)の基準地価は2019年も前年比66.7%上昇しました。現在では、中国、シンガポール、香港などから投資マネーも集まっています。先駆者のオーストラリア人はニセコから長野・白馬に投資先を向けているようですが、いち早く動くことが投資では重要になるのです。
「大暴落」まで、余裕資金と投資経験を積んでおく
リーマンショックのような危機が再び起こったとき、投資で大儲けをして、一生涯の資産を築くような投資家も出てくるかもしれません。しかし、実際に機を捉えるには地道な準備をしておかなければなりません。例えば、投資に回せる余裕資金をつくっておく、前回の危機でどの金融商品がどういった動きをしたのか調べておく、空売りなどの練習をしておくなどです。
「投資の神様」と呼ばれる富裕層でも、何度も失敗を経験しています。失敗も含め日頃から経験値を上げておくことも大事です。そうすれば「大暴落時」という千載一遇のチャンスが来たとき、確実に「勝つ」機会を捉えることができると思います。
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