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私の人生は「ワンマン」…鉄道缶バッジ誕生裏話 年間5000個販売「上司警戒」など思わずニヤリ

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初めて手がけた商品はEL(電気機関車)のクリアファイル。「いまではクリアファイルって定番グッズのようになっていますけど、大井川鉄道にはなかった。そのとき、鉄道ファンの中で、SLよりEL、というブームがあったみたいなんですね。それで、あえてELで3種類、1800枚」。それを1年くらいで売り切った。次に手がけたグッズが缶バッジだ。

「クリアファイルは薄くて折れにくいからお土産にちょうどいいんです。僕も観光列車に乗るたびに買っちゃいますけど、全国的に定番になっていて、僕はなにか、大井川鉄道にしかないものを作りたかった。最初は真面目なデザインで売り出したんです。"警戒"など、実際に鉄道の現場にある丸い標識です」

鉄道会社らしいアイデアだ。言わば鉄道グッズのレプリカ。ところがなかなか売れなかった。2カ月悩んで、思いついたアイデアがあの「ワンマン」だ。

「夜にふと、自分はいつまでワンマンなんだろう、と思いまして(笑)、これをグッズ化したら売れるんじゃないかと」

Twitterで一気に拡散

思い立ったらすぐにデザインを作った。上司に「これを売っていいですか」と見せたところ「とりあえず売ってみようか」。それが2018年の春。新金谷駅の売店に置いたところ、早くも2日目にTwitterで爆発的に拡散した。問い合わせも多く、すぐに第2弾、第3弾を考案した。それも人気で、お客さんが2つ、3つとまとめて買ってくれる。5個で1500円、10個で3000円とキリのよい金額で売れていった。

大井川鉄道のユニーク缶バッジ

  • 缶バッジを企画した大井川鉄道商事部の梶山優太さん 缶バッジを企画した大井川鉄道商事部の梶山優太さん
    (筆者撮影)
  • 列車種別シリーズ。コメントに注目 列車種別シリーズ。コメントに注目
    (筆者撮影)
  • 警戒シリーズ。パロディ版はどれでしょう? 警戒シリーズ。パロディ版はどれでしょう?
    (筆者撮影)
  • 移動中も缶バッジのネタを考えているという梶山さん 移動中も缶バッジのネタを考えているという梶山さん
    (筆者撮影)
  • 大井川鐵道は毎日SL列車を運行している 大井川鐵道は毎日SL列車を運行している
    (筆者撮影)
  • SLの補機だったELも人気上昇。主役となることもある SLの補機だったELも人気上昇。主役となることもある
    (筆者撮影)
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  • 缶バッジを企画した大井川鉄道商事部の梶山優太さん
  • 列車種別シリーズ。コメントに注目
  • 警戒シリーズ。パロディ版はどれでしょう?
  • 移動中も缶バッジのネタを考えているという梶山さん
  • 大井川鐵道は毎日SL列車を運行している
  • SLの補機だったELも人気上昇。主役となることもある

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【上司も認めた?「上司警戒」】

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