「株主優待つき銘柄」の「上手な利確」の仕方 カリスマ投資家は吉野家売却、100万円の利益

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【10月16日 水曜日】日経225先物は、320円高の2万2520円、NYダウは、好決算を好感し237ドル高の2万7024ドルと2万7000ドル回復。日経平均は、4月25日に付けた2万2307円(終値)を上回り、4日続伸は265円高の2万2472円で引け、年初来高値を更新した。値上がり目的保有のオリエントコーポレーション(8585)は、10時55分に5円高の152円を付け、年初来高値更新。しかし、終値は2円高の149円。

【10月17日 木曜日】日経225先物は、20円高の2万2510円、NYダウは、22ドル安の2万7001ドル。韓国は、政策金利を0.25%下げ、1.25%とし、過去最低水準となった。吉野家ホールディングスは、52円安の2620円。日経平均は、5日ぶり小反落し21円安の2万2451円。19時、英・EU離脱条件で合意と報道。また、トルコ軍の軍事行動停止で合意と発表(マイク・ペンス米副大統領)。

優待目的で買ったけど、石井食品を売却!

【10月18日 金曜日】日経225先物は、50円高の2万2510円、NYダウは、23ドル高の2万7025ドルと1カ月ぶり高値。優待目的保有のミートボール、ハンバーグなど食肉加工品の石井食品(2894)が、買い気配スタートで、9時15分、48円高の250円で寄り付いたところを2000株売り、10万円の利益確定。買いは、2019年6月に200円で。石井食品は、配当金は3月期末に年3円予定で、優待内容は、3月末1000株保有で自社製品3000円相当。200円で1000株買うと配当プラス優待利回りは、3%となるが、配当利回りだけで4%以上ある銘柄がゴロゴロしているので、特別魅力的ではなかったが、買っていた。

昨日、テレビ東京の番組(WBS)で石井食品のことが取り上げられていたことが材料となったようだ。売った2分後に、80円ストップ高の282円張り付きとなって悔しかったが、大引けでは30円高の232円で引けた。優待目的で購入して、まだ一度も優待をもらわずに売ってしまったが、8年分の配当と優待の値上がり益確定となった。来年の3月までに200円になることがあれば、また買ってみたい。

ワシントンホテルが、9時21分、1462円の初値を付けた。売出価格は1310円なので、11.6%の上昇。その後、12時33分には、1705円の高値を付け、終値は1586円で引けた。吉野家ホールディングスは、55円安(2.1%)の2565円と続落。10月10日に付けた2843円が高値となったようだ。上げも早かったが下げも早い。日経平均は、40円高の2万24920円と底堅い。

【10月19日 土曜日】日経225先物は、40円高の2万2500円、NYダウは、255ドル安の2万6770ドル。1ドル=108.41円、1ユーロ=121.07円、1ポンド140.34円と円安進む。月日が経つのは早いもので、今年もあと約2カ月となった。NISA(少額投資非課税制度)が2014年1月にスタートしてから6年となる。今回はNISA口座でのロールオーバー(移管)について、しておくべきケースをお伝えしたい。

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