働き盛りでがんと生きる42歳男性の「幸福論」 長男誕生、転職というタイミングでの再発

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がんと生きる関直行さんの生活とは?(写真:筆者撮影)
毎年約5.6万人――18歳以下の子どもがいて、がんと診断された人の数だ。東京ドーム球場の収容人数5.5万人を上回る。だが、働き盛りでがんになった人の声を聞く機会は少ない。仕事や生活上で、どんな悩みがあるのか。
子どもがいるがん患者のコミュニティーサイト「キャンサーペアレンツ」の協力を得て取材した。
前回記事に続き、ビル管理会社に勤める関直行さん(42歳)について取り上げる。36歳でステージ4のすい臓がんと判明、働きながら治療を続ける関さんが新たに直面した試練とは――。
関さんの一貫した生き方には、病気に限らず、どんな困難に直面しても、自身の行動で打開して成長につなげるヒントがある。
前回記事:「42歳『ステージ4のがん』の彼が転職できたワケ

長男誕生と転職とがん再発のタイミング

2017年10月、関直行さんはすい臓がんの再発を告げられた。第2子となる長男が生まれて約半年後。がんであることを明らかにして転職して約2カ月半後のことだった。

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「やっぱり、そうかと思いました。数カ月前から職場でいすに座っていても、なぜか立ちくらみすることが増えていたからです。ただ、体に異変が起きている予感はありましたが、再発とまでは考えませんでした」(関さん)

前回の記事で触れたが、関さんが最初にすい臓がんの告知を受けたのが約6年前、36歳のときだ。その後、手術と抗がん剤治療を経て復職。希望した時短勤務で働いていたが、職場の人員減のために、長時間残業ありのフルタイム勤務に逆戻り。そこに、まさかの異動と降格辞令が出た。

関さんは家庭中心の働き方を実現するために、元取引先へ思い切って転職。当時は術後3年が経過していて、新しい職場では定期検査と診察時に通院許可をもらい、月1回程度の休暇申請で正社員として勤務していた。そんなタイミングでのがん再発だった。

関さんは最初の入院ですでに、すい臓の3分の1と胆のうと脾臓(ひぞう)、胃と十二指腸の一部も切除している。

「抗がん剤の副作用で、全身のしびれにも終日悩まされています。初心者が正座を1時間した後のようなしびれですね。それによって転倒する危険があり、階段の上り下りには細心の注意を払っています」(関さん)

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