「Q3スポーツバック」は苦境のアウディを救うか

国際試乗会に参加、乗り味や外観の特徴は?

アウディの「Q3スポーツバック」。日本には2020年に導入されるとみられている(写真:アウディ)

はたして救世主になりうるのか――。

アウディの最新SUV、Q3スポーツバックの国際試乗会に参加した。Q3のモデルチェンジではない。Q3から派生した、他社もこぞって商品展開するいわゆるクーペSUVがQ3スポーツバックだ。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

従来アウディはA3スポーツバック、A5スポーツバック、A7スポーツバックと、セダンでもワゴンでもないファストバックスタイルのモデルにスポーツバックの名を冠してきたが、今回、初めてSUVのQモデルにスポーツバックの名を用いた。

Q2、Q3、Q5、Q7、そしてQ8と、今やQモデルも大小充実してきたが、さらに隙間を埋めるクーペSUVを追加することで、さらなるラインナップ拡充を図ろうというわけだ。メルセデス・ベンツやBMWが、重箱の隅をつつくかのような商品展開をする以上、アウディも顧客に「うちにはアレはないのか」と言わせるわけにいかない。

足元では国内で苦戦が続く

乗った印象を報告する前に、アウディジャパンの近年の状況を見てみたい。2018年度(2018年4月~2019年3月)の販売台数は2万3917台と、前期の2万8620台に比べ16.4ポイント減少した。2019年1~8月の販売台数も1万4767台(前年同期比16.3%減)と苦戦が続く。いずれも外国ブランドのトップ10の中では1番の落ち込みだ。

さらにさかのぼると2018年1~12月の販売台数は2万6473台(前期比6.6%減)。同時期の世界販売台数も3.5ポイント減少しているが、日本はやや落ち込みが激しい。

販売台数が減少傾向にある原因について、インポーターはWLTP(新たに導入された乗用車の国際調和排出ガス・燃費試験手順)導入に伴い、認証に時間がかかり、新型車の導入スケジュールに遅れが出たためとしている。

次ページQ3スポーツバックの特徴は?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 地方創生のリアル
  • 最新の週刊東洋経済
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
NHKの正体<br>膨張する公共放送を総点検

受信料収入が5年連続で過去最高を更新し、ネット常時同時配信への進出を見込むなど肥大化が進むNHK。一方でガバナンスに問題を抱えており、公共放送としての存在意義が問われている。事業体としてのNHKの全貌を総点検した。