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「Q3スポーツバック」は苦境のアウディを救うか 国際試乗会に参加、乗り味や外観の特徴は?

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  • 塩見 智 ライター、エディター
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Q3スポーツバックの後ろ姿(写真:アウディ)

3種類のパワートレーンを試した。最も印象に残ったのは35TFSIだ。1.5リッター直4ガソリンターボエンジン(最高出力150ps/5000-6000rpm、最大トルク250Nm/1500-3500rpm)と7速デュアルクラッチ・トランスミッションの間にBAS(ベルト駆動式オルターネータースターター)が組み合わせられ、48ボルト電源システムが組み込まれた仕様だ。

海外メーカーがこぞって採用するマイルドハイブリッドシステムで、BASが減速時のエネルギーを回生し(最大12kW)、20km/hに達するまでの加速時にそのエネルギーで最大50Nmのアシストを加える。エコモード選択時にはアクセルオフでエンジンを停止させてコースティングして燃費を稼ぐほか、20km/h未満となるとアイドリングストップする、BASの採用で100km走行当たり0.4リッターのガソリン削減になるという。

パワートレーンの印象は「今っぽい」

発進時にモーターアシストが加わることで、1.5リッターエンジン搭載モデルと聞いて一般的に想像するもたつきとは無縁だ。スッと加速する。ただしアシストしてくれるのはせいぜい数秒間(条件がそろえば最大10秒間)なので、走り出してからの力感は150ps、250Nmのエンジン性能なりのもの……。

ドイツで開催されたQ3スポーツバックの試乗会(筆者撮影)

といっても不満というわけではない。積極的にスポーツドライビングを楽しもうという気が起きるほどではないだけで、アウトバーンでもパワー不足を感じたわけではなかった。スッと加速した後はスマートに振る舞う上品なパワートレーンで、俗っぽく言えば今っぽい。

2リッター直4ガソリンターボエンジン(同230ps/5000-6200rpm、同350Nm/1500-4300rpm)を積む45TFSIクワトロと、2リッター直4ディーゼルターボエンジン(同190ps/3500-4000rpm、同400Nm/1900-3300rpm)を積む40TDIクワトロは、クワトロと付くことからわかるとおり四輪駆動で、いずれも7速デュアルクラッチ・トランスミッションとの組み合わせだ。

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【日本仕様はどうなるのか?】

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