1月米鉱工業生産指数、0.3%低下

寒波で製造業が09年5月以来の大幅低下

2月14日、1月の米鉱工業生産指数は前月比0.3%低下した。写真はワシントン州の旅客機組立工場で4日撮影(2014年 ロイター/David Ryder)

[ワシントン 14日 ロイター] -米連邦準備理事会(FRB)が14日発表した1月の鉱工業生産指数は前月比0.3%低下した。予想は0.3%上昇だった。異例の寒波の影響で製造業が0.8%と2009年5月以来の大幅な下げとなったことが響いた。

1月の鉱工業生産指数は前年4月以来の大幅な低下。12月は0.3%上昇していた。

製造業の低下は前年7月以来。小売売上高や雇用に続き、生産活動にも寒波の影響が表れたことで、第1・四半期初めの米成長率が天候要因で押し下げられた可能性が示された。

1月の生産活動の低下は広範におよび、鉱業は0.9%低下。寒波により一部原油・ガス生産施設の稼働率が低下したことが響いた。前月は1.8%上昇していた。前月0.1%上昇した自動車・部品は5.0%低下した。

ただ、寒波により暖房需要が増加したことで、公益事業は4.1%上昇した。

FRBは声明で「1月は厳しい天候により、一部の生産活動が押し下げられた。多くの自動車組立工場で1日、もしくはそれ以上、操業が停止された」とした。

マークイット(ロンドン)の首席エコノミスト、クリス・ウイリアムソン氏は、「米経済が実際に大きく減速しているのか、それとも非常に厳しい天候により単に一時的に軟調となっているのかが焦点だが、状況から判断すると後者が正しいと見られる」としている。

第4・四半期は年率4.6%上昇と、6.2%上昇から下方修正された。

12月の設備稼働率は78.5%と、前月の78.9%から低下。長期平均を1.6%ポイント下回った水準となった。予想は79.3%だった。

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