後編 遺言者が自分の思いを伝えながら最適の配分を示す
信託銀行を賢く活用する
最後に、信託銀行の活用法についてお伝えしたいと思います。
読者のみなさんは「信託銀行は敷居が高い」というイメージをなんとなく持たれているかもしれません。しかし、実は付き合ってみるとなかなか便利で相談しやすい銀行だと思います。
信託銀行は、銀行業務、信託業務、財産管理業務を取り扱っており、財産管理業務の中に、不動産、証券代行サービスなどの幅広い商品を揃えています。言ってみれば、金融機関の百貨店のような存在です。
信託銀行には各支店に財務コンサルタントが在籍しています。財務コンサルタントは、お客様の資産の運用や管理、承継等についてのご相談を承り解決方法をご提案する信託銀行ならではの専門スタッフです。
相続は財産や家族状況などプライバシーに関わることも多く、見ず知らずの方にはなかなか相談しにくいと思います。その点、財務コンサルタントであれば、信頼関係を築いた上でじっくりとご相談いただけます。今後、財務コンサルタントの数も増やす予定ですので、どちらの支店でも充実したコンサルティングを受けることができると思います。
これからも、相続に関する各種のテーマでセミナーや個別相談会を開催してまいります。「財産運用・管理を含めて相続について聞いてみたい」ということがありましたら、お気軽にお近くの支店にお越しいただけると幸いです。
本連載については、東洋経済新報社から出版された『遺す人も遺される人も知っておきたい 相続の教科書』(三井住友信託銀行・著)をぜひご参照ください。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら