期待の新人が「期待はずれ」に終わりがちな理由

「人気」と「評判」をはき違えていませんか?

「人気」と「評判」をはき違えていませんか? 仕事で重要なのは「評判」を上げていくことですが、どうすればいいのでしょうか(写真:kikuo/PIXTA)  
臨床に携わる一方、TVやラジオ番組でのコメンテーターや映画評論、漫画分析など、さまざまな分野で活躍する精神科医・名越康文氏による連載「一生折れないビジネスメンタルのつくり方」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

「人気」と「評判」の区別をつける

会社に入って1年目に心に留めておいたほうがいいこと。それは、「人気」と「評判」の区別をつけておく、ということだと僕は考えます。

「人気」というのは、短期的、局所的に人に好かれる、ということ。例えば自分のいる部署で、直属の上司や先輩からかわいがられる、というのが人気です。一方で「評判」というのは長期的かつ広範囲の人から、「こいつは大丈夫だ」と信頼される人になる、ということです。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

もちろん、これは僕の実感に基づいた区別ではありますが、このように区別するなら、誰だって「人気」よりも「評判」のほうが大事だ、ということに同意されると思います。ただ、実際には、自分の同期や身近な同僚に「人気者」がいると、「自分も早く周囲の<人気>を得ないとダメなんじゃないか」と嫉妬を感じて焦ってしまうのが、人間の性です。

とくに、不器用でコミュニケーション能力に自信のないタイプの人は、他人の感情の機微をくむのが上手なタイプの人が身近にいると、どうしても「このままじゃダメだ!」という焦りが出てしまいがちです。

実はこの「このままじゃダメだ!」という焦りが、入社1年目の人が陥りがちな、大きな落とし穴の1つなんですね。

まずは「人気なんてしょせん、短期的で、局所的なものだ」と割り切って、どっしりと構えておくことが大切です(事実、人気というのはそうは長続きしないものなのですから)。

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