アサヒ、4期連続営業最高益へ

飲料や国際事業などが二ケタ増益

2月12日、アサヒグループホールディングスは、2014年12月期の連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期利益の各段階で過去最高を見込むと発表した。写真は同社の商品。2011年8月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 12日 ロイター] - アサヒグループホールディングス<2502.T>は12日、2014年12月期の連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期利益の各段階で過去最高を見込むと発表した。

営業利益は前年比4.7%増の1230億円になり、4期連続で営業最高益を更新する。高級ビールの「ドライプレミアム」の通年販売により拡大するプレミアムビール市場でシェア拡大を図るほか、飲料や国際事業でも2桁増益を計画している。

奥田好秀取締役は決算会見で「消費増税による駆け込みの反動減はあるが、7月のビール需要の最盛期には消費は戻るとみている」と述べた。上期は販売促進費の増加を見込んでおり、上期の営業利益370億円に対し、下期は860億円を計画している。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト14人の営業利益の予測平均値は1274億円だった。

年間配当は1円増配の44円を予定している。同社は、連結配当性向で30%をめどとしている。

今期から減価償却の会計基準を定率法から定額法に変更。これにより、営業利益段階で30億円の増加要因となっている。

国内ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)販売は前年比0.2%増の1億6350万ケース(1ケースは大瓶20本)を計画。主力のスーパードライの派生商品となる「ドライプレミアム」は、2月18日から通年販売を開始する。

一方、アサヒ飲料は前年比15%増の2億4000万ケースの販売計画で、12年連続のプラス成長を目指す。「ワンダ」や「三ツ矢」など主力ブランドに経営資源を集中させるほか、カルピスとのシナジーを図る方針。海外事業では、インドネシアでの合弁事業の寄与を見込む。

2013年12月期の連結売上高は前年比8.6%増の1兆7142億円、営業利益は同8.3%増の1174億円となった。12期ぶりにビール類が販売数量増に転じたほか、飲料事業でも、炭酸などの好調に加えてカルピスが通年寄与した。

(清水律子 編集:山川薫)

*内容を追加して再送します。

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