相川氏にとって、目下の課題は自動車メーカーの本分である「売れる車」づくりだ。「新社長には商品力の強化や品質向上に特に力を入れてもらいたい」(益子氏)。
今期最高益を見込む三菱自動車だが、その中身を見ると、円安による押し上げ効果とコスト削減が大きい。主力市場のタイでは、前年にあった補助金が剥がれた影響に加え、政情不安により販売は当初の予定を下回っている。期初には15万7000台だったタイの今期販売台数計画は、昨年10月に10万3000台へ、今年2月には9万台強に引き下げた。
国内での存在感も薄い。2013年の三菱自動車の国内販売シェアは2.8%(前年比0.1ポイント減)と国内メーカーでは最下位。ここ数年で出した新型車も発売時の販売目標になかなか届かない。2012年8月に投入した「ミラージュ」は初年度の目標は3万台だったが、最終的な着地は約1万8000台だった。健闘しているのは日産自動車と共同開発した軽自動車「ekワゴン」ぐらいだ。
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