現役車両も登場…京都鉄博「攻める展示」の裏側 引き込み線を活用した企画や「車体色変更」も

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ちなみに、薄い藤色(水色)をベースとした「シュプール&リゾート色」は、わずか5年ほどしか見られなかった塗装で、その後はクリーム色をベースとしたカラーリングに再度変更され、2013年の引退まで活躍した。

クハネ581形の前に立つ今回の”仕掛け人”主原さん(筆者撮影)

「近年まで見られた塗装よりも、がらりとイメージの違う『シュプール&リゾート色』に変更するほうが、より楽しんでいただけると考えました」(主原さん)

20年以上前に消えたカラーリングということで、当時の資料を探すのには困難が予想されたが、意外なことに「リゾート&シュプール色」は色見本などがすぐ見つかったという。逆に、2002年ごろまで見られた「白山色」のほうは資料がなかなか見つからず、苦労したそうだ。

展示車両の「衣替え」は珍しい

JR東日本が埼玉県大宮市で運営する「鉄道博物館」をはじめ、鉄道展示施設の車両が途中でカラーリングを変更することはほとんどない。その理由はいくつかあるが、収蔵時にさまざまな検証が行われ、その車両にふさわしいカラーリングが選択されているという点も大きい。

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