現役車両も登場…京都鉄博「攻める展示」の裏側

引き込み線を活用した企画や「車体色変更」も

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が京都鉄道博物館に入る歴史的なひとコマ(筆者撮影)

京都鉄道博物館で現在行われている企画が、鉄道ファンの間で話題となっている。「あなたはどっち系?ゴーパー?ヨンパー?」と名付けられたこの企画は、同館で展示されている「クハ489形」か「クハネ581形」のうち投票で“勝利”した1両を、期間限定でラッピングによりカラーリング変更するというものだ。全国にはさまざまな鉄道博物館があるが、こうした企画は極めて珍しい。

投票結果で展示車両を“衣替え”

「現在、『列車愛称進化論~名前から見る鉄道~』という企画展を開催しているのですが、それに連動させる形で考えついたのが、今回の企画です」と、その発案者であるJR西日本広報部鉄道文化推進室の主原靖麻(しゅはら・やすま)さんが教えてくれた。

ご注文はどっち? カラー変更する車両を人気投票により決める(筆者撮影)

この企画展では、約200種類のヘッドマークなどを紹介。一部は実物を展示するのだが、「よりインパクトを与える形で展示するにはどうすればよいか」と考える中で、そのヘッドマークが取り付けられていた車両を再現しようと思ったのだという。

現在、クハ489形とクハネ581形はいずれも「国鉄色」と呼ばれる製造当初のカラーになっているが、前者は1989年に登場した「白山色」、後者は1992年に登場した「シュプール&リゾート色」に変更する。ただし、前述のとおり変更されるのはどちらか1両のみ。主原さんは「投票という形をとることで、多くの方と一緒に盛り上げたいという思いがあります」と狙いを明かす。

次ページ「白山色」vs「シュプール&リゾート色」
鉄道最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショックの大波紋
  • 井手隊長のラーメン見聞録
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • コロナショック、企業の針路
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
変わる民法&労働法<br>「知らない」では済まされない!

ビジネスの新しいルールを定めた改正民法や労働法が4月から始まります。仕事はどう変わるのか、大きな関心を集める改正相続法と併せて最終チェックしておきましょう。導入が増えているテレワークの法的ポイントも解説。