「老後の心配どころじゃない」カツカツな懐事情 「子どもに奨学金決断」「水商売を検討」

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「会社勤めでまじめに働き、家や車などの大きな買い物もせずコツコツ貯金もしてきましたが、老後の生活に2000万円も回せる余裕はない! 老後も長く働いて、できるだけ自助努力で稼ごうという風潮だけど、年を取れば徐々に体力もなくなり、認知機能も落ちて、今以上に働いてお金を稼ぐのが大変になるのは目に見えてる。だいたい定年延長したお爺さんたち、勤務時間中寝てるし!」

「13年前に事業に失敗し、任意整理で月々約6万円の返済を5年間続けました。(中略)1人息子の独立を機に、2人入居が可能なワンルームマンションに引っ越し、借金完済後も月々の返済額をそのまま老後資金として蓄え続け、家内の給与の大半も預貯金に充当しています。ワンルームは狭くてつらさが身に染みますね。やっぱり安易な独立はすべきではなかったです」

貯蓄そのものが困難…

貯金うんぬんよりも、目の前の生活さえままならないという切実な声もチラホラ。

「現在の収入では毎日の生活すら苦しく、貯蓄に回すだけの余裕がありません。物価の上昇も重なり、どう頑張っても2000万円はおろか、貯蓄そのものが困難です。(中略)非現実的な数字を掲げるのではなく、物価の引き下げと収入の底上げを切望しています。打っていて泣きたくなってきました……」

「70代に突入した私ですが、沢山あった金融資産も投資の失敗で今は一文無しに。雀の涙ほどの年金と、週2回ほどのパート仕事でカツカツの生活です。金融庁は国民を投資に駆り立てたいのでしょうが、のめり込んですべてを失った私のような例もありますので、気をつけてほしいものです」

2000万円の報告書が出て、断腸の思いで決断をした人もいる。

「2000万円の話が出て以降、わが家の家計と将来のシミュレーションを考え、息子には奨学金も利用してもらうことにしました。確かに下の書き込みのとおり、子どものために教育に手加減したくない。でもこれも教育の一貫だと思って(泣)、自分で将来返すお金なら真剣に学ぶと思うし(泣)本当に断腸の思いだった」

不安と失望の後に出てくるものは当然怒り。年金不安を招いた政府への怒り、また麻生財務・金融担当相が報告書を「世間に不安を与えるので受け取らない」と宣言したことへの怒りもみられた。

「麻生が受け取るか否かでは、問題解決しない。馬鹿じゃないの?」

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