「子どもにメガネは不要説」はあまりにも危険だ そもそも必ずしも近視とは限らない

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(画像:『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』より)

詳しいやり方は前回記事でもご紹介しています。

大人の弱視にも効果あり

実際にやっていただいた人の話を聞くと「メガネがいらなくなった」「疲れにくくなって本が読みやすくなった」「授業はいちばん前の席じゃなくてもよくなった」というような感想がありました。

『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

ただし現在、裸眼視力が0.1以下の人は回復が限定的であるという事です。そして、弱視も改善するという報告があるため、弱視治療を行っている子は治療効果がわからなくなってしまうのでおすすめしません。大人の弱視に対して使用しても、効果があるので大人になるまで待ってから使用するのがよいでしょう。

そのほかいろいろな視力回復の方法が出回っていますが、現在調べる限り明確に論文等でその事実が公表されているものは、ほかにはありません。

今後、さらによい方法がでて、さまざまな人に検証されていくのを待っています。

平松 類 眼科医/医学博士

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ひらまつ るい / Rui Hiramatsu

愛知県田原市生まれ。昭和大学医学部卒業。現在、昭和大学兼任講師、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長、三友堂病院非常勤医師・眼科専門医・緑内障手術機器トラベクトーム指導医として勤務している。延べ10万人以上の老人と接してきており、老人患者が多い病院の眼科医として勤務してきたことから、老人の症状や悩みに精通している。医療コミュニケーションの研究にも従事し、シニア世代の新しい生き方を提唱する新老人の会の会員でもある。専門知識がなくてもわかる歯切れのよい解説が好評で、連日メディアの出演が絶えない。

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