不登校になった中2帰国子女が抱えた「心の傷」 勉強もノリもついていけず、体重30㎏程に…

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
タイから帰国後、中学2年生の時に日本の環境になじめず不登校になった佐藤祥子さん。不登校の経験が今の仕事につながっているという(写真:不登校新聞)
NPOの中間支援組織「NPOサポートセンター」で働く不登校経験者・佐藤祥子(しょうこ)さんにお話をうかがった。

環境変化に体がついていかずよく体調不良に

――不登校当初のことを教えてください。

不登校になったのは中学2年生の5月ごろです。そもそも親の仕事の都合でタイに住んでいたので、幼稚園から小6までは日本人学校に在籍していました。帰国してからは中高一貫の女子校に入学しました。

不登校の理由はいろいろありますが、そもそも日本の環境になじめなかったんだと思います。

当記事は不登校新聞の提供記事です

満員電車に乗ったことがないとか、タイは1年中、夏なので日本の寒さがつらいとか、そういう環境変化に体がついていかず、よく体調を崩していました。

とくにひどかったのはノロウィルスです。ほかのウィルス症状が混ざっていたのかもしれませんが、月に1度ぐらいは、ノロを患ったかのような症状に苦しみました。

次ページ同級生たちとの関係は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事