日経平均は反発も売買代金は3日連続2兆円割れ

売る材料も買う材料も乏しく「手がかり難」

 8月16日、東京株式市場で日経平均株価は小反発した。米国株式やドル/円が落ち着いた動きになるなど外部環境面で不安が後退し、朝方売られて始まった後は戻り歩調となった。写真は都内で2017年9月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 16日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は小反発した。米国株式やドル/円が落ち着いた動きになるなど外部環境面で不安が後退し、朝方売られて始まった後は戻り歩調となった。ただ、週末を控えて商いは一段と細り、模様眺めムードが支配する閑散商状となった。東証1部の売買代金は3日連続で2兆円割れ。出来高は10億株を下回った。

米商務省が発表した7月の小売売上高は前月比0.7%増と、市場予想の0.3%を上回る伸びとなったことが景気の先行きに対する不安を和らげたほか、半導体・ディスプレー製造装置の米アプライド・マテリアル<AMAT.O>が好決算を発表したこともプラス材料としてとらえられた。

朝方はシカゴ日経平均先物にサヤ寄せする形で先物主導で売り優勢の展開になったものの、アジア株が堅調に推移していることなどを受けてショートカバーが活発化。日経平均は前日比プラスゾーンに浮上した。しかし、その後は「手控えムード。売る材料も買う材料も乏しいため、はっきりとしない動きが続いている」(国内証券)と、決め手となる材料を欠いて小動きとなった。

また「トランプ大統領が習近平主席と近く電話会議をすると明らかになったことが、ある程度評価されたものの、先行きは依然として不透明だ。香港でのデモ活動は週末に活発化することから、週末前に事態悪化を懸念する投資家の売りも入っている可能性がある」(別の国内証券)との声も出ており、日経平均は反発しながらも、市場には先行きを警戒するムードが残っている。

TOPIXは前日比0.10%の上昇で終了。東証1部の売買代金は前日の1兆9862億2300万円を下回る1兆7810億9100万円と一段と細り、3日連続の2兆円割れとなった。

個別では、東京エレクトロン<8035.T>、SCREENホールディングス<7735.T>など半導体関連株が買われたほか、オリエンタルランド<4661.T>が年初来高値を更新。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>など流通株の一角も高い。半面、トヨタ自動車<7203.T>、ソニー<6758.T>などが小甘く、コマツ<6301.T>が年初来安値を更新した。

東証1部の騰落数は、値上がり1057銘柄に対し、値下がりが982銘柄、変わらずが111銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20418.81+13.16

寄り付き    20323.97

安値/高値   20300.35─20465.71

 

TOPIX<.TOPX>

終値      1485.29 +1.44

寄り付き    1477.83

安値/高値   1476.00─1488.50

 

東証出来高(万株) 99392

東証売買代金(億円) 17810.91

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