日経平均は大幅続落、短期的に下げ止まりも?

円高進行で企業業績への懸念が強まる

 8月5日、東京株式市場で日経平均は大幅続落。下げ幅は一時500円を超えた。1ドル105円台後半まで円高が進行し、企業業績への懸念が強まった。ただ、前週末からの下げが急ピッチであったためテクニカル面から突っ込み警戒感が台頭、終盤にかけて日経平均は下げ渋った。写真は都内で撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続落。下げ幅は一時500円を超えた。1ドル105円台後半まで円高が進行し、企業業績への懸念が強まった。ただ、前週末からの下げが急ピッチであったためテクニカル面から突っ込み警戒感が台頭、終盤にかけて日経平均は下げ渋った。

大引けの日経平均は前営業日比366円87銭安の2万0720円29銭安で、きょうの安値から200円以上戻している。一方、TOPIXの終値は前営業日比27.58ポイント安の1505.88で、立ち合い時間中に6月4日以来となる1500ポイント割れとなった。

市場では「来週は盆休みで、リスク回避からトレーダーのポジションを閉じる動きが活発化しそう。商いが薄くなると想定され、環境、需給両面で目先は厳しい状態となりそうだ」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との声が出ていた。

ただ、2営業日で一時約1000円幅の下落となったほか、テクニカル面では売られ過ぎのシグナルが目立つなど、短期的に突っ込み警戒感も台頭している。

大和証券・チーフテクニカルアナリストの木野内栄治氏は「東証1部の新安値銘柄が突っ込み警戒感を示唆する300銘柄を超え、短期的はいったん下げ止まる可能性もある。米国株式市場も主要指標が5日続落で、テクニカル的に下げ止まりが見込める段階にきた」と指摘していた。

個別では、 トヨタ自動車<7203.T>、ソニー<6758.T>など主力銘柄が総じて軟調で、指数寄与度が高いファーストリテイリング<9983.T>やソフトバンクグループ<9984.T>もさえない。東京エレクトロン<8035.T>も軟化した。

半面、アシックス<7936.T>が一時ストップ高、SUBARU<7270.T>もしっかりとなるなど、好決算銘柄に高い銘柄が目立つ。

東証1部の騰落数は、値上がり196銘柄に対し、値下がりが1914銘柄、変わらずが39銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20720.29-366.87

寄り付き    20909.98

安値/高値   20514.19─20941.83

 

TOPIX<.TOPX>

終値      1505.88 -27.58

寄り付き    1518.35

安値/高値   1490.25─1521.10

 

東証出来高(万株) 147447

東証売買代金(億円) 25151.49

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