日本電産永守会長「7-9月期以降は大きく改善」 第2四半期利益予想引き下げも通期据え置き
[東京 24日 ロイター] - 日本電産<6594.T>は24日、2019年4─9月期(国際会計基準)の当期利益予想を前年比52.8%減の370億円に下方修正した。従来予想は同27.4%減の570億円だった。セコップ社のコンプレッサー事業売却で198億円の譲渡損失を計上したことが響く。ただ、2020年3月期の業績予想は売上高、利益ともに据え置いた。
会見した永守重信会長・最高経営責任者(CEO)は「7─9月以降業績は大きく改善してくる。通期ではセコップの200億円を吸収すべく、半分社長に戻って業績改善に向け走っている」と語った。
2019年4─6月期は売上高が前年比3.0%減の3608億円、営業利益は同38.8%減の279億円だった。
部門別の営業利益は、精密小型モーター部門が前年比35.9%減の106億円、車載部門は同37.9%減の67億円、家電・商業・産業用部門が同34.1%減の86億円、機器装置部門が同32.7%減の55億円だった。
通期の売上高は前年比11.8%増の1兆6500億円、営業利益は同34.1%増の1750億円、当期利益は同21.8%増の1350億円とV字回復を見込んでいる。
会社の営業利益予想はリフィニティブが集計したアナリスト21人の予測平均値1821億円を下回る。
(志田義寧 田巻一彦 編集:石田仁志)
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