「代引き商品」を誤って受け取ったときの対処法

「身に覚えのない商品」をどうすればいいのか

舟木弁護士はこのように話します。では、代金は戻ってくるのでしょうか。

「現実的には、一度支払うと、返金については困難です。

代引きとは、運送事業者が、販売者に代わって、代金を受領するサービスです。あとで、被害に気がついても、運送事業者は代わりに代金を受領しただけで、販売者に返金を求めなければならないためです。

なお、大手プラットフォーマーの場合には、返金されるようですが、そうでない場合、泣き寝入りとなりかねません」

14日経過すれば商品を処分していい

受け取った商品はどうすればよいのでしょうか。

「特定商取引法は、一方的に送り付けてきた商品については、送付があった日から14日を経過した場合などには、販売者が、商品の返還を求めることを制限しています。したがって期間経過後、自由に処分することで足ります」

トラブルにあわないようにするためにはどうすればいいでしょうか。

「商品を受け取った場合には、事業者から脅迫めいた請求がされる被害事例も報告されています。当初の段階で受け取らないという自衛が重要です。

家族名義であっても、本人の確認が取れない場合には、代金を支払わない、受け取らないという、決めごとをしておくことが大事でしょう」

舟木 諒(ふなき・りょう)弁護士
2007年弁護士登録、弁護士法人龍馬(在籍弁護士9名)所属。適格消費者団体の理事を務めるなど消費者問題を取り扱う一方、多数の顧問会社の企業法務を取り扱う。
事務所名:弁護士法人龍馬ぐんま事務所
弁護士ドットコムの関連記事
特殊詐欺「受け子」、最高裁で逆転有罪が続く 大雑把な認定、冤罪生む危険性
台風でも「宅配ピザ」に猛烈批判、「ウーバーイーツ」は? シェアエコの労災問題
購入した「高級コート」、店が転居前の住所に誤配送…住民が渡してくれずトラブルに
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手から専業まで大混戦<br>中古マンション販売の隘路

新築価格が高止まりし、参入業者が急増する中古マンションの「買い取り再販」。デベロッパー自ら物件を取得し、リノベーションを施して販売する手法だ。価格上昇や売れ残り増加など懸念材料も出現、手放しでは喜べない活況の裏側を描く。