「産後の修羅場」を減らすオランダのすごい方法 初心者だらけで疲弊…はもっと軽減できる!

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このオランダの産後ヘルパー「クラームゾルフ」制度、すごくいいですよね~。国家資格保持者の指導とヘルプをほぼ自己負担なく長時間受けられるなんて、羨ましい……! この制度が、妊娠・出産に続くケアとして一般的に普及してるというのはすばらしいなと思いました。

子どもにとっても、プロの指導をしっかり受けたやり方で育てられるのはとてもいいことです。

日本の家庭の疲れをとるために解決していきたいこと

オランダの「母子手帳」的な「成長ガイド」。ライフステージ別に7冊の小冊子に分かれていて、妊娠計画から子どもの思春期までをサポートする。オランダ語のほか英語版もあり、連動したサイトやアプリもある。(写真提供:由梨さん)

ところで、実は日本は育休制度に関してはオランダより充実しています。男女共に、期間の長さも育休中の給付金もかなり恵まれています(自営業も育休資格があるという点はオランダのほうが恵まれてるのですが……)。

しかし日本は、男性の育休については実際の取得率がかなり低いのが実情。そして、長時間労働問題が根深いので、母親1人に家事育児の負担が集中することも多いのです。とくに育児初期は、母親もまだ育児に慣れていないのでその負担とストレスはそうとうなもの。そう考えていくと、

・男性が育休を取りやすい社会にする

・長時間労働問題を解決する

・プロの産後ヘルパーを国の補助で利用できる

このあたりを解決していかないと、日本の家庭の疲れはとれず、少子化問題も解決しないままだと思うのです。どれか1つだけでも解決してほしい……!

ちなみに、日本にも、それなりに料金はかかるとはいえ、産後ヘルパーはたくさんいます。「産後ヘルパー」「産後ドゥーラ」で検索してみてください。自治体の補助が出るところもあるようです。

というわけで、今回学んだつかれない家族になるヒントは……。

出産でボロボロでつかれた……

産後ヘルパーを頼んでみよう
プロから学んで助けてもらい、負担とストレスを減らそう

さて次回は、そんな経緯を経て子どもを持った2人の具体的な家事育児分担について紹介します。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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