世界中が熱狂「eスポーツ」の実に奥深い内側 「格闘」から「パズル」まで、ジャンルは8つ!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
4. シューティングゲーム(FPS:First-Person Shooting)

一般的にはシューティングゲームと称しますが、eスポーツのなかで最も主流なものがファーストパーソン・シューティングと呼ばれるもので、一人称視点でゲームが展開することが特徴的です。

有名なゲームとして「オーバーウォッチ」があり、このゲームはプレイヤーが5対5のチームを構成し、それぞれが、兵士、科学者、冒険家、エージェント、殺し屋、忍者、ギャングのボスなどのキャラクターを任意で選択し、それぞれのキャラクターが持つ能力や武器などを駆使し荒廃した世界に平和を取り戻すために立ち上がるというゲームです。

また、そのほかの人気FPSシリーズには、「カウンターストライク」という対テロ特殊部隊とテロリストとの戦いをテーマにしたものや、「コール オブ デューティ」シリーズなどがあります。

なお、これらのシューティングゲームは、海外の軍隊や特殊部隊が実戦訓練を行うためのシミュレーションソフトとしても活用する事例もあり、「これらのゲームの優秀なスコアのプレイヤーが実際にアメリカ軍にスカウトされる」という海外記事も読んだことがあります。ドローンなどでのミサイル攻撃など遠隔操作の戦略兵器をゲームのコントローラーを使って操作して攻撃を行っている事例もあるといわれており、このジャンルは今後もよりリアルな世界観を醸成していくでしょう。

100人から優勝者1人になるまで戦う「PUBG」

5. バトルロイヤルゲーム

eスポーツのジャンルとしては後発ですが、急速に多くのプレイヤーを虜にしているのが、このバトルロイヤルゲームです。昔、プロレスでバトルロイヤルというルールでの試合を観たことがある人もいるかもしれませんが、何人かの選手が入り乱れて最後まで勝ち残った人が勝ちというものです。

有名なタイトルでは「PLAYER UNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(通称PUBG:パブジー)という、最大100人のプレイヤーが、島内にある装備などを駆使して最後の1人になるまで戦い抜く、バトルロイヤル形式のサードパーソン・シューティングゲームがあります。

人気の秘密はとにかく勝つこと、という単純明快さ。フジテレビの人気テレビ番組「逃走中」のように多くの人数が参加して最後まで勝ち残る(生き残る)というシンプルな要素が共感を呼んでいると思います。

「フォートナイト(Fortnite)」も人気のゲームで、ゲーム内でキャラクターが見せる一風変わったダンスが人気です。その人気はワールドカップのフランスの選手がゴールを決めたあとに、「フォートナイト」のキャラクターダンスを披露したことで人気が加速しました。

次ページサッカーが主流となっているスポーツゲーム
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事