隣の乗客が犯人?謎解きツアーバスの本気度

ラストに海辺の絶壁で犯行動機が明かされる

バスツアーでは「2時間ドラマのクライマックス」を目の当たりに(編集部撮影)

日帰りバスツアーも付加価値の時代だ。日帰り温泉入浴やグルメをメインに据えて、安くておトク感のあるツアーが多い中で、新たな趣向にチャレンジするツアーもある。クラブツーリズムとテレビ東京ダイレクトの共同企画「ツアー中に何かが起きる?劇場型謎解きツアーin 千葉」は、観光地巡りを中心に据えつつ、“2時間ドラマ”のようなサスペンス要素を盛り込んだ。

6月26日、東京・新宿に集合したツアー参加者を乗せて、8時にバスは出発。高速道路のサービスエリアでトイレ休憩ののち、最初の立ち寄り地は佐倉の武家屋敷、次は佐原の水郷の街並みを散策、昼食は日本庭園のあるレストランで6品のランチコース。銚子駅へ移動して、銚子電鉄に乗車体験。犬吠駅で下車した後、犬吠埼を散策して帰路へ。新宿駅前で19時解散といったスケジュールは一見、よくあるバスツアーと同じだ。

「刑事」がツアーに参加

11時間の旅で、ツアー代金は1人1万3500円。日帰りバスツアーとしてはちょっと高めだ。しかし、この価格付けにはちゃんと理由がある。このツアーは単なる観光地巡りではない。メインコンテンツは「謎解き」と「サスペンス」だ。犬吠埼で起きる事件を体験したら、お値段に納得。もう一度、参加したくなるという仕掛けだ。

では、ツアーの様子を紹介しよう。

観光バスの中に突然、「刑事」が乗り込み、事件の発生を告げる(編集部撮影)

バスが発車してすぐ、ツアーコンダクターが「実は、新宿で殺人事件が起きまして」と、ニュース映像が紹介される。物騒な世の中だ。犯人はまだ捕まっていない。もっとも私たちは新宿を離れるから安心。いや、戻ってくるときに犯人が捕まっていなかったら怖い。

そう思っていたところで、走行中のバスを制止する男が現れる。彼はバスに乗り込むと、おもむろに“警察手帳”を見せて、「私は刑事で、被害者がこのバスツアーに参加しており、メモに旅の様子と犯人の手がかりが残されている」と言う。そして“刑事”もツアーに参加し、ツアー参加者と謎を解いていく。

次ページどんな展開になるのか
鉄道最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 日本と中国「英語教育格差」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
100億円の寄付を即決<br>ユニクロ柳井会長の危機感

ともにノーベル賞を受賞した京都大学の本庶教授、山中教授に、ユニクロの柳井会長が過去最大規模となる総額100億円を寄付すると発表。研究支援を決めた背景には、サステナビリティ、社会課題の解決などに対する柳井氏の強いメッセージがありました。