NYダウが最高値を更新、利下げ期待高まる

経済指標悪化でFRBは一段とハト派へ傾斜か

7月3日、米国株式市場は独立記念日の祝日を控えた短縮取引の中、主要指数がそれぞれ終値での過去最高値を記録した。ニューヨーク証券取引所で1日撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国株式市場は独立記念日の祝日を控えた短縮取引の中、主要指数がそれぞれ終値での過去最高値を記録した。景気鈍化の兆しが経済指標によって新たに示され、米連邦準備理事会(FRB)がよりハト派に傾くとの見方が強まった。

米商務省が3日発表した5月の貿易赤字は前月比8.4%増の555億ドルと、5カ月ぶりの高水準となった。また、5月の製造業新規受注は2カ月連続でマイナスとなり、製造業が弱含み続けたことを示した。

グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、トーマス・マーティン氏は「指標はまちまちで、ひどくはない。ただ、概して下向きだ」と指摘。「債券市場で利回りが過去最低を記録し続けている。それは景気が明らかに鈍化し、FRBに利下げが必要というメッセージで、株式市場としてはOKだと言っている」と述べた。

ディフェンシブ銘柄と見なされる公益株<.SPLRCU>や不動産株<.SPLRCT>、主要消費財株<.SPLRCS>が上昇率上位。国債利回りの低下を受け、配当利回りの高い株式の魅力が高まっている。

市場が織り込む7月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%の利下げ確率は29.7%で、前日の25%、1週間前の24%から上昇。0.25%利下げの可能性は完全に織り込まれている。

経済指標ではこの他、企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した6月の全米雇用報告で、民間部門雇用者数が10万20000人増と、ロイターがまとめたエコノミスト予想の14万人増を下回った。

個別銘柄では、サイバーセキュリティー大手シマンテック<SYMC.O>が13.57%高。関係筋によると、半導体大手ブロードコム<AVGO.O>がシマンテック買収を巡り進んだ段階の協議を行っている。

電気自動車(EV)メーカーのテスラ<TSLA.O>は4.61%高。第2・四半期の納車台数が9万5200台と市場予想を大きく上回り、過去最高を記録したことを好感した。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.64対1の比率で上回った。ナスダックも1.85対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は41億5000万株。直近20営業日の平均は68億9000万株。

 

 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 26966.00 +179.32 +0.67 26832.3 26966. 26831. <.DJI>

2 00 44

前営業日終値 26786.68

ナスダック総合 8170.23 +61.14 +0.75 8129.57 8170.2 8122.3 <.IXIC>

3 4

前営業日終値 8109.09

S&P総合500種 2995.82 +22.81 +0.77 2978.08 2995.8 2977.9 <.SPX>

4 6

前営業日終値 2973.01

ダウ輸送株20種 10523.31 +102.85 +0.99 <.DJT>

ダウ公共株15種 824.13 +6.13 +0.75 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1470.49 -6.34 -0.43 <.SOX>

VIX指数 12.58 -0.35 -2.71 <.VIX>

S&P一般消費財 964.02 +7.14 +0.75 <.SPLRCD>

S&P素材 371.02 +1.87 +0.51 <.SPLRCM>

S&P工業 655.80 +3.42 +0.52 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 613.40 +8.21 +1.36 <.SPLRCS>

S&P金融 466.05 +2.76 +0.59 <.SPSY>

S&P不動産234.79 +3.40 +1.47 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 466.33 +2.79 +0.60 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1093.05 +9.84 +0.91 <.SPXHC>

S&P通信サービス 168.41 +1.19 +0.71 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1405.88 +9.47 +0.68 <.SPLRCT>

S&P公益事業 308.42 +2.58 +0.85 <.SPLRCU>

NYSE出来高 5.32億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 21705 + 115 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 21695 + 105 大阪比 <0#NIY:>

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
  • 実践!伝わる英語トレーニング
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
  • iPhoneの裏技
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
第2、第3のSMFGを育てたい<br>三井住友FG社長インタビュー

4月に就任した太田純社長に、厳しい環境下での新たな戦略を聞く。中長期的な1つの方向性として、新興国で現地の金融機関を核にした総合金融グループ、つまり第2、第3のSMFGをつくり、一流に育てたいという展望が語られた。