「謎肉」起点の植物肉人気、ケンコーマヨの勝算

世界中で巻き起こるブームのワケ

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ケンコーマヨネーズの「やさいと大豆ミートのキーマカレー」を使用したメニュー「キーマカレープレート」(写真:ケンコーマヨネーズ)

スパイスの効いた香ばしいカレーとともに、ジューシーな肉の食感、野菜の粒々感が口に広がる。味は肉そのもので、大豆だと言われなければわからない。 

2018年10月にケンコーマヨネーズが発売した「やさいと大豆ミート」シリーズ。「キーマカレー」と「ボロネーゼ」に続き、今年2月には「甘辛醤油そぼろ」を追加した。冒頭は「やさいと大豆ミートのキーマカレー」を実際に記者が試食した感想だ。

大豆ミートとは何なのか。ケンコーマヨネーズの炭井孝志社長は「搾油した大豆からタンパク質を抽出し、固形や粒、フレーク状に加工したもの」と説明する。

もとはハムやソーセージなどの原料で肉の“かさ増し”として使われることが多かった素材だが、ベジタリアンの間で肉代替品となり、自然食品店や通信販売で取り扱いが広がった。その後、低カロリーで高タンパクな栄養素が注目され、大手食品メーカーが続々と参入している。

マヨネーズはじめ業務用が中心

ケンコーマヨネーズは1958年に創業。マヨネーズやドレッシングに加え、ポテトサラダなどの総菜、卵製品、加工食品などを扱う。

売上高の9割以上が業務用で、ファストフード店をはじめ、コンビニエンスストアで販売される冷やし中華の錦糸卵や、弁当の卵焼き、スーパーの総菜売り場に並ぶポテトサラダや学校給食など納入先は幅広い。2019年3月期の売上高は739億円、営業利益は31億円となっている。

同社が「やさいと大豆ミート」シリーズの構想を始めたのは、今から3年前にさかのぼる。「大豆は日本で一般的に食べられている食材。当社で商品化すると面白いのではないかと思った」と、ケンコーマヨネーズ商品開発本部企画開発課長の日髙智美氏は語る。

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