3度結婚をした46歳女性の「本心に率直」な人生 ガマンし続ける結婚への素朴な疑問

✎ 1〜 ✎ 130 ✎ 131 ✎ 132 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
W不倫だろうが、バツ2だろうが、自分の思うままに生きる女性が、それでも魅力的に見えてしまう理由とは?(イラスト:堀江篤史)

「1度の結婚で『この人!』と思える人と出会えたらいいですよね。でも、私みたいにそうじゃない人もいます。昔は『仕方ない』と諦めて、結婚生活を続ける人が多かったかもしれません。

でも、今の時代に我慢を重ねる必要はないと思うんです。例えば、体の相性が悪くてセックスレスが続いてしまうならば、別れたほうがお互いにいいのではないでしょうか」

この連載の一覧はこちら

品川駅前のホテルに入っている中華料理店でちょっと豪華なランチを食べながら、石坂直美さん(仮名、46歳)の話を聞いている。20代でアメリカの某州に渡り、現在に至るまで現地で働きながら暮らしている女性だ。

年に1回は日本にも出張して得意先を回っているという。そのタイミングでインタビュー取材に応じてもらった。よく日焼けしたはっきりとした顔立ち、膝丈の黒のワンピース。やや日本人離れした魅力を放つ美人である。

3度目の結婚でやっとつかんだ幸せ

40歳のときに3度目の結婚をした直美さん。夫の広行さん(仮名、43歳)は前職の元同僚だ。W不倫の末に妊娠し、直美さんはシングルマザーになる覚悟で離婚。その後に広行さんも離婚したので一緒になったという。目まぐるしい人たちだな……。

「最初の夫と結婚したのは25歳ですが、同棲を始めたのは20歳でした。再婚したのは30歳。そして、今の結婚が40歳のとき。10年周期なのでそろそろヤバいかな、なんて思うこともあります」

悪い冗談を言いながら明るく笑う直美さんだが、最初の結婚生活は生命の危険すら伴うものだった。相手を仮にリチャードさんと呼ぶ。

「10歳年上の姉もアメリカに住んでいて、私も小学生の頃から何十回も渡米していました。現地にも友だちがいて、みんなで騒いで遊んでいましたね。リチャードも仲間の1人です」

次ページ高校を卒業してからアメリカの短大へ
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事