IKKOさん「笑いの素人」なのにTVでウケる理由 マツコも一目置くカリスマ的オネエタレント

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ヘアメイクの分野では華々しい実績を誇るIKKOさん。バラエティー番組でもお茶の間を楽しませてくれる、その魅力とは?(写真:ロイター/アフロ)

テレビに出ているオネエ系タレントの中で、人気・実力ともに最高峰と言えるのはマツコ・デラックスさんでしょう。毛色の違う冠番組を多数抱え、いずれも人気を博しています。

そんなマツコさんが、オネエ系タレントの中で唯一「あの人にはかなわない」という人がいます。それが美容家のIKKOさんです。確かに、IKKOさんがバラエティー番組に出たときの破壊力はすさまじいものがあります。

ヘアメイクの世界で圧倒的な実績を誇り、「美のカリスマ」と呼ばれているにもかかわらず、テレビでは体を張ってバカバカしい企画に真剣に挑んでいきます。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)で、落とし穴に落とされて、かつらが取れてしまったのはもはや伝説になっています。

再ブレイクした「美のカリスマ」

IKKOさんはここ10年あまりテレビに出続けている息の長いタレントですが、最近はとくに注目度が高まっていて、再ブレイク中とも言われています。そのきっかけになったのは、チョコレートプラネットの松尾駿さんがIKKOさんのものまねでブレイクしたことです。

IKKOさんのものまねをするチョコレートプラネットの松尾駿さん(写真右)(写真:時事通信)

松尾さんはバラエティー番組でもIKKOさんの格好で出演することが多くなり、今では本人よりもテレビで見かける機会が多いほどです。

松尾さんのものまねは、声も見た目も本人そっくり。2007年に新語・流行語大賞トップテンを受賞したIKKOさんの決めフレーズ「どんだけ〜」も、松尾さんの活躍によって改めて注目されることになりました。

タレントの中には、ものまねされることを嫌がる人もいるようですが、IKKOさんは松尾さんのものまねの面白さを認めて、大絶賛しています。「松尾ちゃんは私の妹」と公言して、着物をプレゼントしたりしています。テレビで共演して、2人で「どんだけ~」をユニゾンで響かせていることもあります。

IKKOさんの代名詞とも言えるのが、「どんだけ〜」「まぼろし〜」「背負い投げ〜」といった決めフレーズの数々です。芸人にとっての「ギャグ」のようなものです。芸人は自分のギャグを言う機会をつねにうかがっています。ほかの芸人から話を振られると、すかさずお決まりのギャグを返していきます。

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