アップル「WWDC19」開催直前、発表を大胆予想

iPhone、Apple Watch、Macがさらに進化する

アメリカ・カリフォルニア州サンノゼでは至る所に「WWDC19」の文字が(筆者撮影)

アップルはアメリカ時間6月3日から、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼで世界開発者会議「WWDC19」を開催する。開発者向けのイベントだが、一般のユーザーにも大いに関係がある発表に注目が集まる。

WWDCは毎年6月初旬に開催されており、近年までサンフランシスコで開催されてきたが、よりアップル本社に近いサンノゼに場所を移した。サンノゼ・マッケナリー・コンベンションセンターでは、翌日の初日を前に、すでに装飾を済ませており、事前登録を行う開発者を拍手で迎え入れていた。

今年は会場の巨大なネオンサインに「Dub Dub」(ダブダブ)と書かれていた。今まで参加者の間で使われてきたイベントの非公式なニックネームだったが、これが巨大なネオンに採用される点からも、開発者との対話を大切にするイベントの性格が表れている。

なお、基調講演は日本時間6月4日午前2時から、アップルのウェブサイトなどで生中継されるほか、連日開催されるセッションもビデオで公開される予定だ。

「アプリ経済」の起爆剤となるイベント

基調講演では近年、ハードウェアの発表がないことも多く、一般のユーザーからは「不発」との感想が聞かれる。しかし開発者の感想は異なる。

アップルは毎年開催するWWDCで、コミュニティーに対して燃料を投下し、活性化を図る施策を盛り込んできた。

現在アップルが抱えるアプリ開発者は世界で2000万人。そのうちの6000人しか参加できず、1599ドルのチケットを抽選で争うことも恒例となった。開発者が熱気を帯びるのは、アップルが育んできたアプリ経済が背景にある。

200万本ものアプリがApp Storeに集まり、毎週10万本のアプリすべてをアップルが審査している。これによりユーザーにとって信頼性や安全性、使いやすさを担保すると同時に、時には開発者に対しても、より使いやすい操作やビジネスモデルの提案を行うという。

加えて、アップルが新しい開発者キットを用いて示すデモも、その技術の目的や方向性、アイデアを知るうえで大きな示唆を得るチャンスになっている。

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